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カープと趣味の日記

10/31(土)○「優先される投手へ(カープ2020)」

中日ドラゴンズ3-9広島東洋カープ

22回戦(カープ1291)

ナゴヤドーム

 

勝利投手 島内1勝ブ

敗戦投手 551セーブ



本塁打

(C)長野8号②

(D)木下拓5号①



打点

(C)菊池涼①曾澤③松山②長野②堂林①

(D)木下拓①阿部②



投手

数字は自責点

(C)中村裕-中村恭-島内-ケムナ-中田

(D)松葉①-又吉-谷元-福⑥-ゴンサレス-岡野①

先発、中村裕太は序盤に2失点も以降は再三のピンチを凌いで62失点。

打線は5回表に菊池涼介の適時打で反撃を開始し8回表に曾澤の適時打で逆転。

前日に続いて打線が爆発する逆転劇で4連勝で今季ドラゴンズ戦の勝ち越しを決める。

島内がプロ初勝利。長野が史上176人目の通算150本塁打を達成。

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前回登板で3週連続のQSを達成しながら打線の援護がなく敗戦投手となった中村裕太は、新人王獲得を確実なものとすべく森下暢仁の登板日を日曜日にスライドさせた影響で中5日の登板となりました。

それだけに今日こそは早めの援護が欲しいところでしたが、援護点は僅かに1という前回に続いて残念極まりない結果となり、またしても好投しながら勝ち星を逃す事となりました。

中村裕太自身が今月は防御率1点台とキャリア最高とも言える状況であるだけにこの判断は賛否はあるかと思いますが、それでも中村裕太の勝ち星と森下のタイトルを天秤にかければ極めて当然の判断。

中村裕太の今の勢いが来季も持続できるかは分かりませんが、今度は自身が優先的に登板させて貰える投手になる事を祈りたいものです。



その中村裕太の頑張りを無駄にした打線は前回に続いて何故か、終盤に唐突に打ち始めました。

無死満塁から會澤翼の試合をひっくり返す走者一掃の適時打に始まり、不振の為スタメンから外れた松山竜平の代打による適時打、更に長野久義のメモリアルアーチまで飛び出すという事態。

勝負弱い打線と、ビハインドを維持できないリリーフ陣により、かつて呼ばれていた「逆転のカープ」は、もはや死語となって久しいですが、ここに来てそれを思い出すかのようです。

もっとも、上記の通り先発が試合を作っている状況の時は沈黙していたそれまでの惨状を考えるとやはり「もっと早くやれよ」と言いたくなるのは人情かと思えます。

まあ、そもそもここ最近リリーフ陣に金属疲労が目立って来た相手チームの事情も考えるとリリーフがしっかりしているチーム相手にはこうはなる事はないのも自明。

プロ初登板から実に61試合をかけて島内颯太郎が期せずしてようやくプロ初勝利を飾ったのは何よりですが、やはり昨日と同様に今更感が先立ちますね…。