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カープと趣味の日記

03/10(水)●「結果以上に目立つ意欲の差」(カープ2021)

阪神タイガース9-3広島東洋カープ

オープン戦

阪神甲子園球場

 

勝利投手 斎藤1勝

敗戦投手 スコット1敗

 

本塁打

(C)-

(T)佐藤輝2号②

 

打点

(C)大盛②西川①

(T)近本①糸原①マルテ①大山①サンズ②佐藤輝②中野①

 

投手

※数字は自責点

(C)中村祐③-スットコ⑤-森浦-ケムナ①-栗林

(T)斎藤③-小林-小野-石井大

 

先発、中村祐太は安定せず4回投げて3失点で降板。

打線は中盤に大盛、西川の適時打で一時同点に追いつくも6回以降は走者すら出せず。

2番手スコットが打者一巡5失点の大炎上で試合を壊すなど投打で力の差を見せつけられて連敗。

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昨日に続いてオープン戦とはいえ非常に見るのが辛い試合となりました。

とはいえ、近年のリーグ戦での成績を鑑みれば、阪神は明らかに格上のチームである事は周知のとおりですから、そんな相手に二線級の選手をスタメンに並べた以上、惨敗は当然の事。

むしろ、見ていて辛いのは結果以上に内容の酷さ…更にいえばシーズンに望むうえでの両チームの選手、特に定位置を確保できてない状況の選手たちの意識の差のあまりの大きさでしょう。

攻守両方において主力選手に混じってガムシャラに結果を残そうとしている相手チームの若手の元気の良さに比べてこちらの若手選手たちのあまりからは意欲の乏しさしか感じません。

勿論、今日の大盛穂の適時打のように良い部分が無いことは無かったですが、全体を見ると「育成のチーム」という看板をいよいよ外さないといけないとすら思えてきます。

 

今日は、昨季はシーズン終盤の半ば消化試合の期間ながら、程度の結果と内容を残した中村祐太が新人の石原貴規とバッテリーを組んでの登板。

昨日、無様な醜態を晒した「ドラフト1位(笑)バッテリー」に比べれば幾分かはまともでしたが、全体的にこれと言って光るものがなく大瀬良大地、森下暢仁、九里亜蓮に続く4番手以降のローテーション候補の不在を改めて感じさせる結果と内容でした。

もっともまともに先発ができそうな投手が他にいない訳ですから、彼には次回以降で何とか立て直してくれる事を祈るしかありません。

 

2番手で登板したのは、昨季はシーズン直前の練習試合で活躍を見せてファンに抱かせた期待を開幕1週間でぶち壊した末にチームから姿を消しながら、何故か今季も残留していたテイラー・スコット。

今季のオープン戦初登板となった今日はまさに実力通りの圧倒的な内容と結果を披露した末に天文学的な防御率とあまりに酷さにシーズン前からTwitterのトレンド入りするという伝説を残しました。

真面目な練習態度と性格に加えて年俸が半減する事を受け入れてでも雪辱を期そうとした意欲の高さ、更には投球フォームに加えて髪型まで変えた探究心の高さ。

いずれにおいても素晴らしいナイスガイではありますが、そういう事とプロ野球選手としての資質は必ずしも一致しないという事です。

新外国人投手たちが来日できない状況に加えてこれまで動静がほとんど伝わっていなかったヘロニモ・フランスアの膝の故障と手術をこの期に及んで球団が公表した事も合わさって開幕戦は異例の外国人投手0人となる事がほぼ確実となってしまうのですが…残念ながらもう彼に関してはもうこれっきりで良いでしょう。