03/28(日) △「『定時退社』と『タナキク』だけでは…」(カープ2021)
3回戦(カープ1勝1敗1分)
勝利投手-
敗戦投手-
セーブ投手-
(C)-
(D)-
打点
(C)-
(D)-
投手
※数字は自責点
(C)野村-森浦-ケムナ-栗林
(D)小笠原-福-谷元-又吉-祖父江
先発野村祐輔は中盤にピンチを迎えるも6回を3安打無失点に抑える好投。
打線は10安打を放ち毎回走者を出すも決定打が出ず無得点。
リリーフ陣も7回以降を無失点も最後まで拙攻が続き今季初の引き分け。
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4点差を終盤に大逆転負けという歴史的惨敗を飾った開幕戦と、何とか逆転勝ちを納めた第2戦の続く、本日の開幕カード第3戦は投手戦…の皮を被った貧打線に終わりました。
無得点に終わったのはお互い様ですが、こちらにとっては相手の倍にあたる10安打を放った他、6回裏には相手外野手の根尾昴による考えられないようなエラーなどがあったにも関わらず実に16もの天文学的な数の残塁を積み重ねるという大失態。
そうである以上は今日の試合は「負けに等しい」と断じても間違いではないでしょう。
何より酷いのがこれだけ安打を積重ねたにも関わらず3番~7番が放った安打が僅かに西川龍馬が最終回におっとり刀で放った1本のみ。
これでは1番2番コンビの「タナキク」が好機を演出し続けた甲斐もありません。
特に5番に座った松山竜平と6番のケビン・クロンに至っては前の2試合も含めるとほとんどいない方がマシなレベル。
現状では守備は無難で試行錯誤が続く状態のクロンはともかく、攻守ともにミスを連発し、一昔前ならコンコースに設置されている松山の人形が開幕戦直後には「足跡だらけ」になっていたのでは思えるほど酷い状況の松山については相手先発が左腕である事も加味すればスタメン出場させた理由が分かりません。
さすがに、坂倉将吾や大盛穂とまでは言いませんが、長野久義と起用を逆にするべきだったかと思えます。
一方で投手陣は滑り込みで開幕ローテーションに間に合った野村祐輔が、先のオープン戦に続いてしっかりと試合を作って久方ぶりの「定時退社」に成功。
最初から最後までほとんどいいところがなかった昨季に比べたらまずまずのスタートを切る事となりました。
なかなか得点できない嫌な流れで試合を引き継いだ課題のリリーフ陣も森浦大輔、ケムナ誠、栗林良吏が無失点で抑えて何とか敗北を水際で防いでくれました。
もっとも2試合連続で3者凡退の栗林はともかく、内容的には不安定な投球が続き何とか0で抑えている状況の森浦とケムナを見る限りではまだまだ先発からクローザーへ繋ぐリレーは多くの波乱が予想されそうです。