吹けよ風!打てよアレン!!

カープと趣味の日記

04/02(金)○「異なる積極性」(カープ2021)

横浜DeNAベイスターズ0-4広島東洋カープ

1回戦(カープ1勝)

横浜スタジアム

 

勝利投手 大瀬良1勝1敗

敗戦投手 濱口1敗

 

本塁打

(C)西川2号①

(De)-

 

打点

(C)松山③西川①

(De)

 

投手

※数字は自責点

(C)大瀬良-塹江-栗林

(De)濱口②-平田-砂田②-三上-池谷

 

先発、大瀬良は序盤から安定した投球で7回3安打無失点の好投。

打線は5回まで1得点に留まるも中盤以降に西川の本塁打や松山の適時打で突き放す。

8回以降も塹江、栗林が抑えて今季初のビジターカード初戦に勝利。

------------------------------------------------

本拠地での開幕2カードを3勝2敗1分で終えてカープは今年のオリンピック会場でもある横浜でベイスターズとの今季初のビジター戦に臨みました。

そのベイスターズは球団の不手際により新人既存含めて全ての外国人選手が不在という状況も響いてか6戦勝ち星なしという状況ではありますが、昨日は11得点を記録するなどその打線の破壊力は健在です。

一方、カープの先発は前回の開幕戦に8回途中で暗転し4点差を守れず黒星を喫した大瀬良大地でしたが、それを引きずった様子も見えない落ち着いた投球を披露してくれました。

正直、7回終わって球数は76球でしたから続投はおろか完投すら狙えたようにみえましたが、さすがにベンチは賢明にも継投という安全策をとりました。

なかでも9回4点差で栗林良吏を起用するのは難しい判断だったかと思いますが、8回に投げて不安定な投球を見せた塹江敦哉に代表されるように、4点差程度では信頼できる投手がいない状況ではやむを得なかったかもしれません。

とはいえ栗林は序盤7試合で既に5試合登板と割合からしてかなり多い訳でもあるのですから、彼以外の投手を似たような場面で起用する勇気をベンチには期待したいものです。

 

その大瀬良の投球に対して打線は昨日に続いて初回から4イニング連続無死で走者を出しながら1得点。

試合中盤に昨日の負傷退場をものともしない西川龍馬の本塁打や開幕から散々だった松山竜平が3打点でようやく活躍をみせたものの拙攻という結論に変わりはないでしょう。

特に初回に菊池涼介が相手の悪送球で幸運にも3塁に到達できたにも関わらず直後にオーバーランでアウトになった場面や、さほど走塁が上手いわけではない會澤翼がこれまた相手捕手が少しボールを取りこぼした程度で調子に乗って2盗を試みてアウトになるなど開幕カードから続く迂闊な走塁ミスは今日も目立ちました。

まるで台所で母親の周りでジタバタと動き回って痛い目に合う子供のような無様なこれらのプレー…。

正直、「積極的な走塁の結果」で済ませて良いとは思えないですし、一部出てくるであろう「相手投手にプレッシャーをかけられる」という擁護もあまり説得力を感じません。

そもそも状況も考えずにとりあえずバタバタ動き回ったところで相手投手からすれば「下手くそがチョロチョロ動いて自滅してくれてありがたい」程度しか思わないでしょう。

この辺りは選手もベンチも早急に改善しないとそろそろ痛い目にあう事になるのは想像に難くありません。

 

一方で、同じ積極性でも実に2シーズンぶりの失策を記録した菊池涼介や、矢野雅哉のエラーは通常なら内野安打になる打球を高い身体能力を活かして防ごうとした結果。

積極性という名目で擁護されるならこちらの方がまだ説得力があります。