2回戦(カープ2勝)
勝利投手 九里2勝
敗戦投手 京山2敗
(C)安倍1号①菊池涼2号①坂倉1号④
(By)-
打点
(C)安倍①菊池涼①坂倉④松山①
(By)
投手
※数字は自責点
(C)九里-森浦-ケムナ-大道
(By)京山⑥-国吉①-砂田-三上
先発、九里は中盤に崩れて3失点も6回を投げきり試合を作る。
打線は先制された直後の3回裏に安倍と菊池涼の本塁打で逆転すると坂倉のプロ入り初の満塁弾で突き放す。
リリーフ陣は7回以降を無安打で抑えて2連勝でカード勝ち越しを決める。
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前回の登板では初回に失点を喫したものの以降は安定した投球を見せて好投手の柳裕也に投げ勝った九里亜蓮でしたが、今日も2回裏に先制点を許す展開。
その後3回4回は安定してくれていたのですが、5回以降はバテてしまったのか不安定な投球でQSを守るのが精一杯といった結果に終わりました
球数自体は前回より少なく80球あまりで6回に安定すれば7イニング目以降もあったと思われますで、少々残念でもあります。
延長戦がないシーズンとはいえ、過密な日程の中で主戦クラスの投手がイニングを消化出来るかも長いシーズンを戦ううえで大事な事ですからもう少しスタミナと集中力を維持してくれる事を次回以降は期待したいものです。
一方、昨日も4得点挙げたとはいえ中盤まで拙攻が続いていた打線でしたが今日は、先制された3回表に久しぶりのスタメン出場となった安部友裕と菊池涼介の本塁打で逆転に成功したうえに5回表には坂倉将吾のプロ入り初の満塁弾の一発攻勢で中盤までに6得点を挙げました。
3人の本塁打はいずれも見事な当たりでしたが、特に坂倉将吾の一発は2死走者なしから満塁の好機を作ってのものだったうえに直後の九里の乱調を考えるとより大きな価値があったと思えます。
拙い走塁を連発してイライラする展開が多かった昨日と違って、こういう長打を連発してのシンプルな得点の積み重ねはやはり素晴らしいもの。
これこそがカープの野球だと思えます。
そもそもリーグ三連覇にしろ、その前の80年代の黄金期にしろ、決してカープは「機動力野球」だけで栄光を勝ち取った訳ではなく、正しくは「長打力に加えて機動力」も備えていたから勝てたのです。
そう考えると、このチームの勝利の条件の根幹をなすのはやはり長打力でしょう。
機動力自体は否定されるものではありませんがあくまで副次的なものと考えるべきです。
何だか、「機動力野球」という言葉がメディアやファンの間で再び独り歩きしつつある昨今ですが、伝統を履き違えてはいけません。