3回戦(カープ2勝1敗)
勝利投手 今村2勝
敗戦投手 野村2敗
(C)-
(G)岡本1号②増田大1号②
打点
(C)-
(G)岡本③大城②松原①亀井①増田大②
投手
※数字は自責点
(C)野村⑤-中田②-コルニエル-藤井-ケムナ②
(G)今村
先発、野村は初回に本塁打で先制点を許すと以降も打ち込まれ3回1/3 5失点でKO
打線は7安打も得点機すらほとんど作れない拙攻で無得点。
リリーフの中田、ケムナも打ち込まれて、今季初の完封負けとなる大敗を喫す。
野村はデビュー戦から188試合連続先発登板の日本新記録を達成。
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非常に苦しい試合を連日耐え抜き、カード勝ち越しを決めたうえでの読売とのカード3戦目は、まるで気が抜けたかのような大敗に終わりました。
誰がこんな重箱の隅をつつくような記録を探しだしたのか分かりませんが、ここまで長い球団の歴史上ワーストタイ記録となる12試合連続3得点以下という状況だった相手チームに序盤から失点を続けたうえに、打線も今村信貴相手に残塁の山を築いたうえに、2年ぶりの完封を許す拙攻。
おまけに開幕からここまで本塁打0で打率も1割台と低調だった相手4番の岡本和真に一発を浴びた他、代走要員だった増田大輝にプロ初の本塁打を打たれるという、低調な試合が続く向こうのチームにとっては「回復薬」に等しい試合。
ロベルト・コルニエルが無難に2イニング抑えたぐらいに良いところがまったくなく、文句なしで現状では今季最悪の試合と言えた今日の結果を招いた元凶の一人は間違いなく先発を勤めた野村祐輔でしょう。
今日の先発登板でこれまたカープに所属した経験のあるネイサン・ミンチーが持つ記録を抜いて2012年のプロ初登板から188試合連続先発登板の日本記録を達成した彼ですが、試合開始10分でその栄誉に泥を塗った形でした。
元々、球威のなさを制球と緩急で何とか補っているに過ぎないレベルのひ弱な投手ですが、その制球も今日のようにアバウトになるとピンポン玉のように打球が外野へ簡単に飛んでいき、相手打者にとっては打撃投手同然という事実が改めて分かるというものです。
結局、野村はこのカードの前日、前々日で先発した投手2人の総失点をたった3イニングで追い抜くとその後も立ち直りの気配すら無く上述の通り12試合連続で3得点以下の相手打線に4回途中の時点で5失点を喫しノックアウトという体たらく。
先週も今季未勝利だったベイスターズに初勝利を献上しているのですから2週連続で相手チームの危機を救った形です。
のみならず、自身はプロ入り最長の3試合登板して未勝利。
2018年以降、お世辞にも高額年俸に似合う活躍をしている投手とは言い難い彼には、せめて自己最高だったプロ1年目の時ほどとは言わずとも少しは説得力のある活躍を見せて欲しいものです。
偶然、彼が9年前にプロ初勝利を決めた試合を見ていた身としては本当に彼のここ数年の現状は残念でしかありません。