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カープと趣味の日記

04/16(金)○「リーグ屈指の低レベルな試合の果てに」(カープ2021)

中日ドラゴンズ3-7広島東洋カープ

4回戦(カープ2勝1敗1分)

バンテリンドームナゴヤ

 

勝利投手 大道1勝

敗戦投手 松葉2敗

 

本塁打

(C)菊池5号①鈴木誠4号③

(D)-

 

打点

(C)菊池涼①鈴木誠③會澤①長野①西川①

(D)京田②

 

投手

※数字は自責点

(C)遠藤③-中田-菊池保-森浦-大道-塹江-栗林

(D)松葉④-鈴木博①-藤嶋-又吉-福②-橋本

 

打線は菊池涼介先頭打者本塁打で先制し3回表に鈴木誠也の3ランで突き放す。

先発、遠藤は初回から安定せず、3回2/3 3失点で降板。

4回裏からリリーフ6人を投入するリレーにより無失点で凌いで連敗を3で止める。

4番手の大道がプロ初勝利を挙げ中村奨成がプロ初安打を記録。

菊池涼介は史上299人目の100本塁打達成。

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先発が試合を作れないばかりか打線は6年ぶりの3試合連続の完封負けという状況に

加えて本来なら今日先発の予定だった大瀬良大地が下半身のコンディション不良により登録抹消という非常事態。

攻守ともにボロボロの状況で迎えたのは「バンテリンドーム」という冗談のような名前に変わったナゴヤドームで同じく3連敗と低迷しているドラゴンズとの対戦でした。

結果的には貧打のチーム同士の対戦にしては珍しくお互いに二桁安打が飛び交う乱打戦になりましたが、両者ともに先発が試合を作れず、打線もさほど繋がらずという点では今季リーグ屈指の低レベルな試合と評して良いかと思います。

それでも、何とか勝利を拾えたのは手法のダヤン・ビシエドを欠いた向こうに比べてこちらがほんの少し長打力で勝ったと、何とか荒れた試合をリリーフ陣が落ち着かせた事かと思います。

春先から不振で開幕ローテーションから外れながら、登録末梢となった大瀬良の代役として急遽抜擢された遠藤敦志ですが、先発として試合を作る以前にスターターとして考えてもまともに機能しない酷い投球に終始しました。

1回裏にいきなりピンチを招いて幼稚な牽制ミスによって同点に追いつかれたばかりか、主砲の3ランで3点差を貰っても落ち着かず結局、4回途中で中田廉に助力を仰ぐという体たらくでほとんど試合を壊したに等しいでしょう。

はっきり言って、相手が貧打のチームでなければ3回は持ってなかったでしょうし、次の登板もまったく期待できないと思えます。

これだけ先発が試合を作れない状況で早い段階で継投にならざるを得なかったリリーフ陣もなかなか落ち着かない投球になりました。

特に菊池保則が不安定な投球で満塁のピンチを作り、後を受けた森浦大輔も福留孝介の強烈な打球が直撃した事で何とか失点を防いだ場面に至っては奇跡としか言いようがありません。

4番手の大道温貴が自身も当初は荒れた試合に巻き込まれながら2イニングをしっかり抑えた事でようやく試合が落ち着いたように見えたのが救いでした。

打線も打線で菊池涼介鈴木誠也の二枚看板のド派手な本塁打で4得点を先行したもののゲーム全体で見ればさほど繋がったようには見えませんが、それはもはやスタメン起用事態が敗退行為にしか映らないアレハンドロ・メヒアと田中広輔で構成された7番と8番のせいかと思えます。

特にメヒアに関しては相手が左投手であろうと右投手だろうと好調だろうと不調だろうとバットにボールが当たることは二度とないと思えるぐらいの酷さで、「どうしてこんな選手を起用しないといけないのか」と悲しい気持ちしか湧いてきません。

スコア的には快勝で、メヒアと同様にスタメン起用に何ら妥当性が感じられなかった中村奨成による今更感満載のプロ初安打で喜んでいるファンも少なくないかもしれませんが、実際のところはどこで試合が壊れてもおかしくない場面ばかりで先が思いやられます。