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カープと趣味の日記

04/17(土) ●「敗退行為に等しいスタメン」(カープ2021)

中日ドラゴンズ0-5広島東洋カープ

5回戦(カープ2勝2敗1分)

バンテリンドームナゴヤ

 

勝利投手 柳1勝1敗

敗戦投手 九里3勝1敗

 

本塁打

(C)-

(D)-

 

打点

(C)-

(D)福留①根尾②三ツ俣②

 

投手

※数字は自責点

(C)九里③-ケムナ②

(D)柳-R・マルティネス

 

先発、九里は3回まで無安打投球も4回に先制を許し7回に力尽きて3失点。

打線は初回の好機を逃すと以降も得点機を逸し無得点に終わる。

先発が試合を作るも打線が機能せず今週3度目の完封負けを喫す。

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今季開幕から3試合登板して全勝と絶好調の九里亜蓮は、初安打を許した4回表にあっさり失点を喫したものの6回までの投球を見る限りでは今季最高とも呼べる投球でした。

たった1週間で開幕投手を含めて開幕ローテーションの投手が半分いなくなり、ここ5試合で先発が一人たりとも5回もっていない苦しい状況にあってこれは本当に素晴らしい事。

しかし、にも関わらずあっさりと惨敗を喫す辺りはさすが弱小チームの容赦の無さと言ったところでしょう。

 

勿論、攻められるべきは初回に二塁打2本を放っておきながら無得点という曲芸じみた醜態を見せて、直近5試合中4試合で完封負けを喫した恥晒しの打線である事は言うまでもありません。

結果だけ見れば序盤から再三に渡って好機で凡退した坂倉将吾の勝負弱さが響いたように見えますが、それ以上に酷かったのはむしろ6番以降でしょう。

右の好投手である柳裕也が相手であるにも関わらず、堂林翔太とアレハンドロ・メヒアに加えて、田中広輔という意図をまったく読み取れないオーダーは当然の如く三振の山を築いてひたすら相手の勝利をアシストするだけでした。

柳は6番以降相手では5割から8割程度の力で軽く捻れた事がどう考えても、あれだけ序盤にピンチを招きながらも8回まで悠々投げきれた要因でしょう。

昨日、おっとり刀で二塁打を放った堂林はともかく、本来のポジションでないにも関わらず巧打を連発している羽月隆太郎の活躍などもある状況で、もはや基本的なやる気すら感じられないメヒアや田中広輔を起用する妥当性は私にはまったく理解できません。

また、これだけ打線が打てないにも関わらず代打等の起用も控えめで、終盤にメヒアの代打に未だプロ初安打すらない矢野雅哉を起用した挙げ句、長野久義や磯村義孝を最後までベンチに温存した事に至ってはもはや敗退行為に等しい愚行でしょう。

フロントの適当な仕事ぶりから、攻守において選手層が薄いのは周知の事実で故障者も続出している苦しい状況ですが、ここ最近のベンチの起用法(特に野手)を見る限りだと、それがなくても低迷は免れなかったとすら思えます。

少なくとも私にとっては、この半月で今季からヘッドコーチに就任した河田雄祐コーチに対する期待は完全に雲散霧消しました。