4回戦(カープ2勝2敗)
東京ドーム
勝利投手 菅野2勝1敗
敗戦投手 九里3勝2敗
(C)鈴木誠①
(G)大城2号②
打点
(C)鈴木誠①
(G)大城②
投手
※数字は自責点
(C)九里②
(G)菅野①
先発九里は5回裏に2ランを浴びるも8回投げぬき2失点の好投。
終盤の好機でも西川が併殺打に倒れ菅野に完投を許して3連敗。
松山がプロ野球510人目の1000試合出場達成。
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試合に先立って本日、政府による3度目の新型コロナ蔓延に伴う緊急事態宣言の発令が正式に決定し、少なくとも対象地域に所在する東京ドーム、神宮球場、甲子園球場での試合が当面は無観客開催となる可能性が出てきました。
早ければカープもこのカードの途中から昨年に続いて無観客での試合を余儀なくされる見込み。
昨年に続いて競技面以外の部分で翻弄されるのは大変残念な事ですが、こうなってしまった以上はカープの選手やスタッフたちが安全に試合を行える事を祈るしかありません。
一方「鉄人」衣笠祥雄の3回忌にもあたる本日、湿気った状態が続く打線が相対するのは球界を代表する右腕・菅野智之でした。
何とか状況を打開するべく鈴木誠也と西川竜馬の打順を入れ替えて臨みましたが…結果は鈴木誠也の「ラッキーパンチ」の一発のみと大方の予想通り完投を許す惨敗。
大舞台とここぞの場面に弱い鈴木誠也がもはや4番に向いていないのは自明の理ではありますが…代役を任せるのがそれ以上に4番に向いていない西川龍馬というのはこのチームの貧打がどうしようもない状況である事を示していると言えるでしょう。
また、九里亜蓮の好投のおかげで節制には見えますが、相手投手に十分余力があった事からも実際には相手にとっては余裕の勝利だったと思えます。
まあ、どうせ中軸で決定打を放てる選手など皆無なチームですからそのうち何かの気まぐれで打ってくれるのを今は待つしかないという事でしょう。
その頃には投手陣が崩潰しているでしょうけれど…。
上記の通り、不甲斐ない打線とは反対に九里亜蓮の孤軍奮闘ぶりは感動的ですらありました。
たった一球の失投に泣く結果となったものの、昨年の対戦で開幕からの連勝記録を止めた試合を思い出させるような力投で8回を投げ抜いたのは見事でしたし、勝利に値するものでした。
しかし、残念な事に野球という競技は一人では勝てません。
更に残念な事にその事を理解している選手がこのチームには現状、一人もいません。
大変悲しいことです。