6回戦(カープ2勝4敗)
勝利投手 秋山3勝2敗
敗戦投手 九里3勝3敗
セーブ投手 スアレス1勝7セーブ
(C)クロン3号①
(T)-
打点
(C)クロン①會澤①
(T)サンズ①糸原①佐藤①梅野①
投手
※数字は自責点
(C)九里④-高橋樹-菊池保
(T)秋山②-岩崎-スアレス
先発九里は序盤から不安定な投球で毎回安打を許し5回4失点で降板。
打線は序盤から対戦6連敗中の秋山の前に沈黙し甲子園では25イニング連続無得点。
8回表にクロンの本塁打と會澤の犠飛で2点返すも及ばず3連敗。
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新型コロナウイルス蔓延拡大の影響に伴う緊急事態宣言の為、昨年に続いて一部球場で無観客開催を余儀無くされたプロ野球。
そのうちの一つである甲子園球場での今日の試合はカープにとっては今季初の無観客試合となりました。
職員や報道陣以外誰もいない空っぽのスタンドで鳴り響く球音には虚しさを感じますし、この物悲しい光景が再び私達の前で繰り広げられてしまったのは本当に無念としか言いようがありません。
しかし、世界中の叡智を結集しても手に負えないコロナウイルスの猛威の前にあってこればかりは私達にはどうしようもありません。
一体どのぐらいこの状況が続くかは分かりませんが、ここまで深刻な事態に至ってしまった以上は、ただただこの苦難が通り過ぎてくれるのを待つしかないでしょう。
そんな沈黙の球場の中の試合は見事なまでの惨敗…。
スコアを上辺だけを見れば先発が試合を作れない展開から追い上げるも惜しくも敗れたようには見えますが、実際にはほとんど序盤で試合が決まってしまったと言い切って良いでしょう。
今季2度の対戦で手球に取られ昨季含めると実に6連敗を喫している秋山拓巳の前にまたしても打線は刃が立ちませんでした。
一応、8回表にケビン・クロンの本塁打と會澤翼の適時打で秋山から2得点を返しましたが、圧倒的な安定感を誇る相手リリーフ陣の前では拙攻を隠す為の下手なアリバイ作りに等しい「追いつかない程度の反撃」に過ぎず次戦以降に繋がる価値を見出すのは難しいでしょう。
そもそも秋山自体がカープ戦以外は未勝利かつ前回登板でノックアウトされており決して万全とは言い難い状況でしたし…。
大変残念ですがそうである以上は、もはやこの秋山が先発した試合において何度対戦してもカープが勝利を納める事など永久に不可能と断言できるかと思えます。
一方、前回は菅野智之と息が詰まるような投げあいの末に味方の援護を得られず敗れた九里亜蓮は今日に関してはほとんど良いところがない低調な投球。
しかし、これは仕方のない事かと思えます。
打線があまりに頼りなく3試合続けて「先に失点した時点で負けが確定」に等しい状況で投げ続けるストレスとプレッシャーは並大抵のことではありません。