7回戦(カープ2勝5敗)
勝利投手 ガンケル5勝
敗戦投手 野村3敗
(C)-
(T)佐藤8号④
打点
(C)鈴木誠①菊池涼①クロン①
(T)マルテ②-佐藤⑤
投手
※数字は自責点
(C)野村⑤-中田-コルニエル①-森浦-菊池保
(T)ガンケル③-馬場-小林-岩貞-岩崎-スアレス
先発、野村祐輔は制球に苦しむ投球で5回無死から逆転満塁弾を浴びてノックアウト。
打線は鈴木誠也の適時打で先制し5回までの3得点も以降は沈黙。
中盤に投手陣が崩れて逆転負けを喫して3連敗。
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高橋昴也がノーヒットでの立ち上がりを見せ、打線がいつものように好機を活かせないという序盤で降雨ノーゲームに終わった為、無観客の甲子園での2戦目となったのが昨日。
同日には日本ハムファイターズの選手やコーチの新型コロナウイルスへの感染が判明して試合が中止になるという大変ショッキングなニュースもありファンとしては大変気持ちが沈み込む思いですが…試合の内容や結果の方も同じでした。
前回登板ではリリーフ陣のまさかの大乱調で今季初勝利を逃した野村祐輔でしたが、今日は初回から満塁のピンチを迎えるなど相手先発のジョー・ガンケル共々制球に苦しむ投球でした。
元々、もはや力で押さえ込める程の球威など失って久しいロートルがこれでは打ち込まれるのを待つだけでしたが…その時は5回裏にプロ入り初の四番に座ったルーキーの佐藤輝明に逆転の満塁ホームランを打たれるという考え得る限り最悪の形で来てしまいました。
前回、何とか勝ち投手の権利を得た当番時もそうですが野村祐輔は、「定時退社」と揶揄されるぐらい良い時も悪い時も取り敢えず6回3失点以内に抑えてマウンドを降りる投手でしたが、スタミナも制球も加齢と共に衰えた今となってはそれすら「過去の栄光」となったとすら思えます。
黒田博樹以来、とにかくFAを取得した選手が残留さえすれば喜ぶファンの方には大変申し訳ありませんが、FA移籍の権利をチラつかせられたとはいえこの程度のキャリア下り坂の投手に複数年で高額年俸での契約を結んだのは大失敗だったと言わざるを得ないです。
打線は、13打点挙げながら4月に一度も適時打を放っていないという何かの冗談としか思えないぐらいに好機に弱い鈴木誠也の大変珍しい適時打で先制しましたが…あとに続いたのは菊池涼介の併殺崩れとケビン・クロンの幸運極まりないポテンヒットによる適時打のみと相変わらず。
ガンケルが不調だった故に相手を上回る安打を放っておきながら、この結果は酷いの一言です。
いっそ誠也も西川龍馬も2度の満塁で結果を出した新人の佐藤から得点圏での振る舞い方について膝を屈して教えを乞うべきとすら思えてきます。
それにしても、相手先発が不調で四番も休養でこの惨敗。
そうである以上、かつては25年ぶりの優勝を果たした際は本拠地球場をも凌ぐ高い勝率を誇った甲子園球場ですが…残念ながら今季に関してはここでの試合で勝つことはないでしょう。
