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カープと趣味の日記

緊急事態宣言下に伴うカープ球団の対応について

本日から広島県全域に緊急事態が本日から発令され県内での飲食店での酒類の提供が自粛されたほか、大型商業施設も休業を要請されるなど首都圏同様の大規模な自粛が始まる事となりました。

一方、カープ球団の対応はというと、既に発売済のチケットについては払い戻しの必要がないという政府と自治体の方針に従い緊急事態期間中でも16500人の動員を維持するとの事です。

このカープ球団の措置については球団内外から多くの批判や懸念の声が挙がっていますが…私個人としては球団の判断を全面的な支持を表明したいと思います。

コロナ禍が広まる昨年から、これまでカープ球団は政府や自治体からの要請に応じて蔓延防止の対策を取ったうえで場内でのクラスター発生はおろか、他球団で発生しているシーズン中の選手やスタッフの感染すらない状況を維持してきました。

勿論、これからそのような事態が発生しないとは言い切れませんし「他の商業施設は自粛しているのに不公平」「医療従事者に申し訳ないと思わないのか?」という声が挙がるのは当然の事ではありますが上記の通り、緊急事態宣言下の販売済チケットの払い戻しの有無については政府や自治体の取り決めに従ったまでです。

販売済チケットには払い戻しの必要がないと政府や自治体が取り決めたという事は、自主的に払い戻しを行ったうえで動員を5000人以下に変更したとしても何の補償も補填もなく更なる赤字を作るという事を意味します

そして、それは親会社のいないカープ球団にとっては即座に球団の死活問題に繋がります。

多くの施設や商店が危機に陥っている状況ですが、それらと足並みを揃えて自主的に会社経営を傾ける事を求めるのはあまりに酷な要求ではないでしょうか?

何の法律違反も行っておらず要請の方針に従っているだけなのにあたかも球団が「公共の敵」扱いされるのは筋が通りませんし、そもそも非難されるべきは薄弱な法的根拠を基に方針を出した政府や自治体の方でしょう。

今回の件でカープ球団に非難を重ねる方々にはどうか今一度冷静になったうえで、一時の安っぽい正義感や浅はかな道徳心だけで物事を考えるのは止めて頂ければと思います。

少なくとも、私にとっては曾祖父の代から広島カープという地域の宝を愛し続けてきた私にとってはそんなものよりもまずは球団の存続が大事です。

 

未だに収まらないコロナ禍による社会的な混乱と不利益の下ではありますが、このように個々の対応の違いでさもしくいがみ合うのではなくお互いに置かれた状況を理解しあったうえで、この未曽有の事態に協力して克服していく社会であって欲しいと切に願います。

 

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