10回戦(カープ4勝5敗1分)
東京ドーム
勝利投手 戸郷 3勝2敗
敗戦投手 大瀬良3勝1敗
セーブ投手 戸根1セーブ
(C)-
(G)岡本和10号②スモーク4号①
打点
(C)林①宇草①
(G)炭谷①ウィーラー②岡本②スモーク①梶谷①
投手
※数字は自責点
(C)大瀬良③-コルニエル③-高橋樹①
(G)戸郷②-野上-高梨-大江-ビエイラ-戸根
故障から復帰登板の先発大瀬良は序盤は安定も5回裏に崩れ一挙3失点し逆転を許す。
打線は5回表に林の適時打で先制も以降は好機で凡退し2得点。
リリーフ陣も打ち込まれて好守で振るわず惨敗。
林がプロ入り初打点を記録。
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昨年からある程度の覚悟はしていたもののその衝撃は計り知れないものでした。
昨日に菊池涼介、小園海斗、正隋優弥の3名からPCR検査で陽性反応が検出され新型コロナウイルスへの感染が確認されたと発表があったのです。
うち菊池涼介は39度を超える発熱の症状も出ているという状況との事で大変心配な状況。
その後1軍の選手、スタッフ全員に行われたPCR検査では全員陰性が確認され、保健所の調査でも濃厚接触者は確認されませんでしたが、球団独自の判断で松山竜平、西川龍馬、磯村義孝、石原貴規、大森穂の5選手が、NPBが今季取り決めた「感染予防特例2021」適用のうえ登録抹消となる事も発表され、これにより前試合でスタメンに名を連ねた野手の半分以上が一気に1軍から姿を消す事となりました。
更にいえば登録抹消となった8選手の代理として2軍から一気に8選手を上げた事により、由宇で予定されていた2軍の試合が急遽中止という事態に。
まさにチーム全体を激震が襲ったと形容すべき緊急事態で試合どころではない状況となってしまい、どれだけ予防に努めてもふとしたきっかけで感染してしまうコロナウイルスの恐ろしさが改めて思い知らされた形です。
勿論、この事態については感染した選手も球団も責められるものではいのは言うまでもありません。
そもそも、たかが個人や一企業の努力程度で何とかなるならこれだけ世界的な大惨事になる訳はないのですから…。
菊池涼介はリーグ首位打者に名を連ねるばかりか、先月自身3年ぶりの月間MVPに輝き歴代最多安打ペースを維持して低迷している打線で開幕当初から唯一気を吐いていました。
小園も1軍昇格以降、安定した成績を残してスタメンに定着し、打率も.360を超えて初めての5番起用でも結果を残していました。
正隋は上の二人ほどの活躍は無いにしても、二軍で結果を残して元プロ野球選手の祖父も成しえなかった1軍定着の夢へ一歩踏み出したばかり。
こういう事態になると今後の試合や、ただでさえ低迷しているチームの今後のシーズンの行方に悲観的になるのは仕方ない事ですが…。
それ以上に上記の通り3人とも自身のキャリアハイを更新する活躍を見せていただけにそれがこういう形で水を差された無念さを思うとやりきれない気分になります。
こういう混乱した状況で上京して試合に望んでいる状況である以上は、今日の試合に関しては結果や内容をどうこう言うべきではないでしょう。
最終的には地力の差が出て、打てず守れずの散々な内容で惨敗となりましたが、何とか試合を挙行できたうえに一応、中盤まで試合を壊さなかったのですから今日のところは選手たちをまずは讃えるしかありません。
とにかく今日、試合に出た選手たちには本当に感謝です。