吹けよ風!打てよアレン!!

カープと趣味の日記

06/08(火) △「久方ぶりの投手戦」(カープ2021)

福岡ソフトバンクホークス1-1広島東洋カープ

1回戦(カープ1分)

福岡PayPayドーム

 

本塁打

(C)曾澤2号①

(H)今宮3号①

 

打点

(C)曾澤①

(H)今宮①

 

投手

※数字は自責点

(C)大瀬良①-塹江-栗林

(H)武田-坂東-岩嵜

 

先発、大瀬良は6回裏に被弾も安定した投球を続け7回1失点の好投。

打線は7回表に曾澤の本塁打で同点に追いつくも3安打に抑えられる。

終盤は塹江、栗林が抑えて9連戦初戦を引き分けで終える

------------------------------------------------

チーム内におけるコロナウイルスクラスター発生の影響と雨天中止の順延分の追加日程が発表され今日から9連戦を戦う事となったカープ

攻守でまったくいいところがないチームの現状を考えると勝ち越しはおろか全敗もあり得ますが…とにかく今は試合を何とかこなしていくしかありません。

 

その9連戦初戦は緊急事態宣言発令に伴い球界で唯一自主的な無観客試合に踏み切った福岡PayPayドーム。

ホークス球団のこの決断については様々な意見がありますが、球団幹部自身が「これはうちでしか出来ない措置」と豪語するように、地域特有の基準や球団の資金面など

が絡む問題ですから安易に「他球団も追随するべき」というのはあまりに安易で幼稚な意見と言わざるを得ません。

先にも言いましたが、この未曽有のウイルスの蔓延を防ぐ完全な手段が皆無な以上はそれぞれの業種や立場によってできる範囲で対策をするしかないのです。

 

初戦を任された先発の大瀬良大地は、前回登板は登板間隔が空きすぎた影響もあり4回6失点と散々な投球で「復活まで時間はかかりそう」と思えましたが…。

今日は珍しく交流戦で不振とはいえ遥か格上のホークス打線相手に3回までパーフェクト投球を見せるなど安定した投球。

6回裏に今宮健太に被弾する不覚を取ったものの7回まで投げ切って被安打4の1失点は予想外の素晴らしさでした。

故障の影響で万全とは言い難いですが大瀬良はそれでもある程度の登板間隔を守って投球させればそれなり以上の結果を残してくれるという事なのかもしれません。

そうである以上は過密日程が続くからといって目先の勝利の為に無意味に間隔を無視して登板させるという愚行を監督が行わない事を祈りたいものです。

 

打線が武田翔太を始めとするホークス投手陣に曾澤翼のラッキーパンチ以外は得点圏にすら走者を進められない状況にあって、この大瀬良とそれに続いた塹江敦也、栗林良吏はよく抑えてくれました。

特に栗林はチームがここ最近は1週間に1勝程度しか出来ていない事もあり登板間隔が空きすぎている状況で心配されましたが相変わらずの素晴らしい投球。

今日は、無死1塁で代走で登場した球界屈指の俊足である周東佑京の盗塁を警戒しつつこれまた球界屈指のスラッガーである柳田悠岐と対峙するという困難なミッションを成功させたのは驚異的です。

しかも、盗塁を試みられたらほぼ無抵抗で成功を許してしまう事に定評がある球界屈指の盗塁阻止の拙さに定評がある会澤翼を捕手にするという制約つきで…。

これで栗林は2013年に河内貴哉が持つ開幕から21試合連続無失点の球団記録。

いつまでも抑えられる投手など存在しない訳ですからいつかは記録は途切れるでしょうが、何とか継続して欲しいものです。

 

しかし、これだけ投手が奮闘したにも関わらず勝利を逃し、連敗は止まりませんでした。

とはいえ投手陣がすでに壊滅している状況で久方ぶりの投手戦が見られて良かったと今は思うしかないでしょう。

以前にも言いましたが、もはやこの弱小チームに勝利を求めるなど無意味な行為でしかないのですから…。