2回戦(カープ1敗1分)
勝利投手 森脇1勝
敗戦投手 コルニエル1敗
セーブ投手 平良1勝7セーブ
(C)-
(L)-
打点
(C)林②
(L)呉①森①中村①
投手
※数字は自責点
(C)薮田②-コルニエル①-中田-森浦-バード
(L)與座-佐々木②-森脇-渡邊-十亀-平良
今季初先発の薮田は要所を抑えるも4回2/3で力尽きて2失点で降板。
打線は林の適時打で一時逆転に成功するも今季最低の2安打で2得点に終わる。
6回表に羽月の落球で勝ち越しを許すなど守備のミスが相次ぎ8連敗。
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昨日の敗戦をもって2季連続かつ歴代最多タイの交流戦最下位があっさりと確定したカープですが、今日からコロナ禍と降雨により順延した3試合を消化する事になります。
既に交流戦の順位は確定している事に加えて9連戦の過密日程。
更に言えば、前回対戦で控え選手2人だけという異常な状況で試合を強いられた挙句、再び遥々広島に舞い戻って試合をしなければいけない相手チームへの同情から「不戦敗」や「打ち切り」にするべきという声が内外の一部ファンから上がるのはしごく当然の事でしょう。
しかしながら、コロナ禍による動員数の減少により球団の経営は既に傾きかけている状況。
親会社からの補填は勿論、自粛による補償もほとんどないカープ球団にとって試合をしないという事は即ち球団の消滅を意味します。
そうなると相手が強かろうが選手にやる気がなかろうが、ファンに呆れられようがとにかく試合を成立させて1円でも1銭でも多くの収入を確保しないといけないと考えるのは当然の帰結です。
既にリーグ戦においても最下位に転落している今季に関しては、勝敗など二の次でひたすら金を稼いで球団を存続させる為だけに試合を行うしかないという事を、我々ファンも割り切って考えるべきなのかもしれません。
「カープよ。勝ち負けなど考えるな。汝はひたすら金を稼げ」と。
で、そんな状態で試合をこなすだけのチームですから選手…とくに野手陣にやる気が全く感じられません。
打っては僅か2安打で、守備では羽月隆太郎や小園海斗らがポロポロとボールを零しまくって久しぶりの先発で薮田和樹が珍しく5回までマウンドに立っていたにも関わらずそれを活かせませんでした。
極めつけは7回表2死の場面でフライを捕った後の西川龍馬のやる気の欠片も見られない気の抜けた送球でしょう。
解説者の野村謙二郎が指摘するまでもなく、インプレーではないにしろああいうやる気のない態度を試合中に平気で見せているこの匹夫の腹立たしい姿を見るにつけて「とにかく試合を成立させる為だけに試合をこなしている」という選手たちの姿勢が分かるかと思います。
残念ながらこの悲惨極まりない状況は更に拡大するという事です。