吹けよ風!打てよアレン!!

カープと趣味の日記

07/11(土)○「全てを振り切った投げっぷり」(カープ2021)

 

東京ヤクルトスワローズ0-5広島東洋カープ

12回戦(カープ2勝8敗2分)

明治神宮野球場

 

勝利投手 大道4勝2敗

敗戦投手 原1敗

 

本塁打

(C)坂倉3号①

(S)-

 

打点

(C)石原②坂倉①野間①西川①

(S)-

 

投手

※数字は自責点

(C)大道-バード-コルニエル-森浦

(S)原②-大下-石山-吉田大①-大西②

 

先発、大道は7回終わって準パーフェクトの好投で8回0/3 無失点。

打線は2回裏に石原の適時打で先制以降拙攻も終盤に追加点を上げる。

8回無死満塁でバードとコルニエルが好リリーフを見せて完封勝利。

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昨日の試合では終盤逆転したにも関わらず9回裏に逆転サヨナラ負けという結末を迎えてチームのムードは最悪と言って良かったでしょう。

それだけに今日の大道貴温の投球は無失点という好投に加えてその投げっぷりの良さで沈滞ムードを見事に振り払ってくれました。

チーム事情から先発に転向して以降ここまでQSは一度もない状況ではっきり言って微妙極まりない投手。

昨日、多くの賛否両論を呼んだ栗林良吏やロベルト・コルニエルの温存は、大道が長いイニングを持ちこたえられない事も考慮されていたと思われました。

しかし、今日は僅か2点のみの援護にも関わらず7回終わってなんと準完全試合の好投。

さすがに8回には2本目の安打と三好匠のまさかのエラーは立て直せず無死満塁としてカイル・バードとロベルト・コルニエルの助力を乞う事にはなりましたがファンからの万雷の拍手でベンチに迎え入れられた通りその力投は称賛に値するでしょう。

 

一方、コンディション不良により菊池涼介を欠いた打線は2回裏に石原貴規の適時打で先制以降は、終盤まで得点の気配が漂わない拙攻。

4回途中で相手先発の原樹里が危険球退場し、6回には無死満塁の好機でもまさかの無得点で試合の主導権を相手に明け渡したかとも思われました。

各打者の勝負弱さは勿論ですが、先制している状況にも関わらずとにかく動きのない無人の如きベンチのやる気のなさには呆れるばかりです。

あの場面は、直前に安打を放っていたとはいえプロ入り以降で打点を上げた事がほとんどない上本崇司に代打を起用するべきでしたし大道に打順が回る可能性も考慮するべきなのに誰もブルペンで用意すらなし…。

連日、山本浩二高木豊といった解説者たちからエンドランは勿論、盗塁のそぶりすらなく相手投手に全くプレッシャーをかけないのは完全にベンチの指導力の無さでしょう。

むしろ、今日に関しては大道、バード、コルニエルなどの個々の活躍がベンチの職務放棄に等しい怠慢を助けたと言えます。

しかし、だからと言ってそれを覆い隠す事は許されません。