16回戦(カープ8勝6敗2分)
勝利投手 松葉2勝2敗
敗戦投手 玉村2勝4敗
セーブ投手 R・マルティネス1敗11セーブ
(C)-
(D)堂上4号②
打点
(C)-
(D)堂上②ビシエド①
投手
※数字は自責点
(C)玉村③-高橋樹-コルニエル
(D)松葉-田島-福-又吉-R・マルティネス
先発玉村は2回裏に2ランを浴びて先制を許すも6回を4安打3失点で試合を作る。
打線は4回までパーフェクトに抑えられた末に1安打で30イニング連続の無失点。
3試合連続で完封負けを喫して2カード連続負け越しで4連敗。
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試合前に昨年限りでカープを退団していたレジェンド、クリス・ジョンソンが現役引退を表明したというニュースがありました。
既に退団している外国籍投手であるにも関わらずNHKを始めとする多くのメディアが一斉に報じた事からもこの左腕が残した素晴らしい業績が改めて偲ばれます。
来日初登板での準完全試合達成から始まって外国籍投手としては球団史上最多勝利を挙げチームの3連覇に貢献しただけでなく、外国籍左腕としてはプロ野球史上初の沢村賞受賞…。
しかし、私たちカープファンにとってはその功績と共に彼の忘れがたい思い出といえば夫婦(来日当初は婚約者)揃って市内の至るところに出没し広島という街を広島生まれの人間以上に楽しみ愛したその人柄。
オリンピック米国代表参加で再来日する話もあったそうですが、「カープの選手として記憶に残りたい」と固辞したエピソードも彼らしいです。
改めてブラッド・エルドレッドと並んで彼以上に成績でも人柄でもこれだけファンを魅了してくれた外国人選手が今後現れる事は恐らくないでしょう。
それだけに、一昨年前のエルドレッド同様にカープ球団には何らかの形でファンが彼を称える機会を作ってくれる事を望みます。
勿論、コロナ禍というこのご時世では来日して貰ったうえでの通常のセレモニーは困難でしょうが、それでも彼のこれまでの功績に報いて欲しいもの。
もはや我々にとって彼はたんなる「助っ人選手」などという存在ではなく「広島育ちの郷土の誇り」に他ならないのですから。
試合の方は、エキシビションマッチでも好投を見せていた玉村昇悟が序盤から失点を喫したものの6回を4安打3失点とまずまずの結果と内容で試合は作ってくれました。
6回裏に力尽きた形になったのは残念ですが、プロ入り初勝利のウイニングボールが何故か故郷の福井県立歴史博物館に展示されているこの左腕にとって、昨日以上に野手が試合に参加していないも同然の状況でこれ以上の出来を期待するのは酷というもの。
非常に残念ではありますが次回も良い投球を期待したいものです。
試合は3試合連続の完封負けとなりましたが…今日に関しては引退を表明したクリス・ジョンソンの思い出と試合を作る活躍を見せた玉村の活躍という両左腕の話だけで良いかと思います。
今季僅か1勝の松葉貴大に4回までパーフェクトに抑えられたばかりか、6回表に2死から突然四死球連発で満塁の好機となる手心まで加えて貰ったにも関わらず鈴木誠也の無様な凡退により得点できなかった程度の打線に関心を寄せる価値などないのですから…。
勿論、上本崇司を三塁スタメンで起用するなどいう度を越した悪ふざけでファンを苛立たせる事に執心している間抜けで哀れなベンチも同様です。