18回戦(カープ8勝8敗2分)
勝利投手 砂田2勝4敗
敗戦投手 塹江4勝4敗
セーブ投手 山崎3勝1敗1セーブ
(C)鈴木誠29号①
(De)-
打点
(C)菊池①鈴木誠①
(De)佐野①宮崎①森①
投手
※数字は自責点
(C)大瀬良①-塹江①-菊池保-森浦
(De)京山①-砂田-エスコバー①-山崎
先発大瀬良は初回に失点も以降は要所を抑えて7回1失点の好投。
打線は4回裏に菊池涼介の適時打で同点に追いつくも以降は打線は繋がらず。
8回裏に失策と押し出しにより勝ち越し点を喫して惨敗。
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前回、奇跡的な一撃で辛うじて連敗を止めたカープは台風接近に伴う中止を挟んで今日から9連戦ですが…。
その奇跡の一打を含めて4打点を記録した正随優弥はスタメン出場はおろか、代打での起用すらないという結果。
全く打てないにも関わらずスタメン起用を続けた選手が、一転して打った次の試合で試合に出場出来ないというのはどういう理屈なのか私には全く理解に苦しみますが…まあ、ぶっちぎり最下位をひた走る弱小チームのベンチの思惑など常人には分からないという事なのでしょう。
先発の大瀬良大地はQSを続ける投球をみせているものの直近2試合は「辛うじて」と言える程度で安定感があるとは言えなかった状態。
特に前回登板では全く三振が取れないという内容も含めてそろそろ大崩れしそうな予感が漂っていました。
案の定、先頭打者に二塁打を許すとあっさり初回に失点を喫してガッカリさせられましたが…以降は立て直して7回1失点で抑えて「QSを守るのが自分の仕事ではないので…」という前回登板後のコメントを有言実行する形になったのは見事です。
しかし、前回同様に打線の援護は菊池涼介による適時打のみ。
それどころか自身が降板した後も鈴木誠也の本塁打による1得点のみで相変わる「1失点したら勝ち星が消える」という不条理は解消されませんでした。
「主戦投手がしっかり試合を作り四番が本塁打を放つ。」
普通のチームなら半ば勝利を約束されたかのような出来事があるにも拘わらず決して主力とは言い難い相手先発投手を向こうに回してこの惨敗ですから改めてこのチームの厳しい現実を思い知らされます。
一応、順位は最下位と5位の対決ですが失策と押し出しで勝ち越しを許すなど試合の内容から言えば圧倒的な差すらみせつけられた気分すらします。
また、ここ6試合以上に渡って3得点以下の貧打にも関わらず打線の組み換えさえ一切してないベンチはまるで「街中で暴動が起きているのに淡々とオフィスでデスクワークを続ける公務員」のようなやる気の無さも相まってこの9連戦は「最下位固めの旅」となりそうです。