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カープと趣味の日記

10/08(金)○「柱と全集中」(カープ2021)

広島東洋カープ6-2読売ジャイアンツ

22回戦(カープ9勝12敗1分)

MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島

 

勝利投手 大瀬良8勝5敗

敗戦投手 山口2勝8敗

 

本塁打

(C)-

(G)松原12号①

 

打点

(C)安部③坂倉②曾澤①

(G)松原①ウィーラー①

 

投手

※数字は自責点

(C)大瀬良②-菊池保-バード-森浦

(G)山口⑥-戸根-田中

 

先発大瀬良は初球先頭打者本塁打を浴びるなど序盤に2失点も7回を投げ切る。

打線は2回裏に安部の適時打で同点に追いつくと5回に集中打で逆転に成功。

守備でも好プレーが頻発し失点を序盤のみで抑えて逃げ切り3連勝。

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昨日は今季最後となったバンテリンドームで何となくカード勝ち越しを決めていつの間にか順位が4位になっていたカープ

今日からは神宮での決戦に惨敗して今季の3位以下がほぼ確定した読売と地元での今季最後の対戦です。

もっとも、その読売とカープのゲーム差は9.0ゲームとマリアナ海溝以上の深さまで開きがありますからこれが数字上は3位と4位のCS争いの形になっている事なんて誰も気づかないし気にしないでしょう。

私も試合終わってから気づきましたし…。

 

先発を務めた大瀬良大地は「QSが自分の仕事ではない」という言葉の通りここまでQS以上の投球を地道に積み重ねて来たものの他の先発投手同様に勝ち星がなかなかつかない状況。

しかし、今日に関しては22イニングに渡って無得点を続けていた相手の先頭打者の松原聖弥に初球本塁打を浴びるなど立ち上がりは鈴木誠也の本塁への捕殺や小園海斗の好プレーがなければ恐らくは序盤でノックアウトされても何ら不思議ではない低調極まりないものでした。

中盤こそは何とか立て直したものの全体を見れば7安打を浴びて最初から最後までピンチの連続といった道のりでしたが…それでも何とか7イニングを2失点で抑える事が出来ました。

はっきり言って味方の好守と自身の強運に救われた形としか思えない内容でしたが、それでもこれで今季8勝目となり、2年ぶりの二桁勝利も見えては来ました。

内容が伴わなくてもイニングイーターとしては機能している辺りはさすがといったところでしょう。

まあ、あの内容で球数100を超えていたにも関わらず他にまともな投手がいないという現実はあるとはいえ続投させたのもどうかと思えますが…。

 

一方、大瀬良が序盤から早々に2点を失ったのを追いかける形になった打線は、今季ほとんど存在すらしなかった安部友裕が何故か菊池涼介の休養により二塁手でスタメン出場となったうえにこれまた何故か2安打3打点の大活躍。

守備では見事なトンネルと守備範囲の狭さを見せて菊池涼介の逆に偉大さを示してしまってはいたものの好機で巧打を見せて西川龍馬と鈴木誠也が揃って4タコと上位打線が低調だったにも関わらずまとまった得点をもたらした下位打線の原動力となった形です。

また、その安部と共に2安打の坂倉将吾ですが、これまた首位打者争いに舞い戻るような数字に打率を復すことにもなりました。

まあ、これについてはいつぞや本人が言った時と同様にみんな黙っておきましょう。

話題になった途端にどうせまた打たなくなるのでしょうから…。

 

それにしても今日は大瀬良がイマイチな投球内容に鈴木誠也も沈黙と投打の柱を出したにも関わらずその柱があまり頼りにならない試合となってしまいました。

しかし、それでもこのスコアで終わったのは上記で挙げたもの以外でも林晃汰がヒット性の当たりを凌いだりするなど勝負所で堅守が飛び出したうえに、5回表の小園海斗のエンドランを始めとして足を絡めた攻撃が珍しく出来たからかと思えます。

今日、Jスポーツで解説を務めた野村謙二郎氏が某国民的アニメからあやかったのか「全集中」という言葉を連呼して失笑を誘っていた事はともかく…まさに攻守の要所で野手陣が集中できていたのではないでしょうか。

もっとも、シーズンの順位がほぼ確定している現状においてそれが出たからといって今更何になるのかと言われればそれまでですが…。