吹けよ風!打てよアレン!!

カープと趣味の日記

10/21(木)○「木枯らしは吹かず」(カープ2021+観戦記)

東京ヤクルトスワローズ7-11広島東洋カープ

23回戦(カープ6勝14敗3分)

明治神宮野球場

 

勝利投手 コルニエル1勝2敗

敗戦投手 田口5勝9敗

 

本塁打

(C)林10号②

(S)サンタナ19号①

 

打点

(C)林②菊池涼②坂倉①曾澤①西川①

(S)村上④川端①山田哲①サンタナ

 

投手

※数字は自責点

(C)大瀬良⑥-塹江-コルニエル-森浦①-島内-ケムナ

(S)小川③-石山-今野-田口①-スアレス③-星①

 

先発、大瀬良は初回から安定せず3回途中6失点でノックアウト。

打線は林の2ランで先制も以降は好機を活かせず6回まで3得点。

3点差の7回表に打者一巡の7得点を挙げ逆転勝利で今季4位以上が確定。

3番手コルニエルは来日初勝利。

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ほんの1週間前まで残暑が続いていたとおもいきやガラリと秋を吹き飛ばして冬が来たような時候。

気象庁の予報によればこの日は東京で木枯らし1号が観測される可能性もあったとの事で寒さが身に沁みます。

そんな日に今季最後の神宮球場への観戦となったので先週の東京ドームでは場内でユニフォームの下は半袖Tシャツ1枚の方もいた状況から一変して今夜はもこもこに着込んだ上にユニフォーム姿という方が目立ちました。

オリンピックに備えてせっかく多額の費用と年月をかけて大規模な改修を施したにも関わらずたいして活用もされない不運に見舞われた信濃町駅から球場に向かう道すがらには練習用トラックに改修されて姿を消していた草野球場の再整備工事が行われるなど日常を取り戻しつつある姿も見える一方でコロナ禍の為か球場に隣接する打ちっ放しゴルフ内に入居していたカフェが閉店しているなど昨今の大きな変化の後も感じられます。

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神宮球場も隣接する秩父宮ラグビー場と前後して建て替えの計画もあるそうですが、これからも周囲の景観は変化していくのかと思えます。

もっとも、現状では既に閉鎖された筈の神宮第二球場は未だに健在ですから大きくこの場所が姿を変えるのはまだまだ時間がかかるかもしれませんが…。

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今日の神宮球場はさすがに相手チームが早ければ明日にでも優勝を決めるという事でしたから三塁側も多くのスワローズファンで埋まっていて若干カープファンは肩身が狭いようにも見えました。

寒空での野球観戦のお供といえば暖かい食事に熱燗…と言いたいところですが残念な事に現在も神宮球場はアルコール販売はなしで持ち込みも禁止。

こっそり持ち込んでも絶えず係員が巡回していますから、すぐにバレて没収されるのも目に見えています。

前々回の横浜スタジアムで近くの席にそんな人もいましたが、はっきり言って物凄く恥ずかしいので絶対に止めましょう。

しかし、それでも久しぶりの神宮球場グルメはノンアルコールビールでも十分のおいしさですからこれだけでも行く価値は十分にあるというものです。

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試合は、12試合連続QSを続け、2年ぶりの二けた勝利まであと1勝と迫った大瀬良大地が序盤から制球が悪く球数も重なって6回も持ちそうにない投球。

案の定、4回に四死球で自滅した末に集中打を浴びて6失点を喫して降板となったのは大変残念です。

まだ二桁勝利まであと1試合登板はあるでしょうが…何とか立て直して欲しいものです。

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一方で打線は2回表に高卒3年目としては2012年の堂林翔太以来の2桁に到達する林晃汰の本塁打で先制はしたものの以降は好機を再三作りながら以降は6回表まで菊池涼介による適時打の1得点のみ。

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3番手ロベルト・コルニエルが意外な好投で2イニングを無失点で抑えてはいましたが、敗色は濃厚かと思えました。

しかし、7回表に無死1塁2塁から宇草孔基の安打を塩見泰隆が後逸して記録上は「中前安打1本で3点差を一気に追いつく」という大変珍しい展開で同点に追いつきました。

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私の友人のスワローズファンはこの間に風呂に入っていて上がって試合を見ると愕然としたと言っていましたが…それはカープファンでも同じでしょう。

少なくともこういうプレーで同点に追いつくというのは私も長い事プロ野球を見てまいすがあまり記憶にありません。

もっとも、ラッキーな形で追いつくことは出来たうえに試合を決めたのはその後もしっかり打線が繋がったという事でしょう。

同点直後に小園海斗の安打から始まって坂倉将吾、菊池涼介、会澤翼と適時打でこの回だけで一挙7得点となり代打で登場した長野久義にまで打席が2巡するという猛攻。

相手がスワローズ打線だけにその後もふとしたきっかけで大量失点も予想されましたが、森浦大輔が本塁打を浴びた以外に失点もなく栗林良吏の登板もなく勝利に終わりました。

敗色濃厚の試合終盤から奇跡的な逆転勝利となり、木枯らし1号が観測されなかった気象と同様にBクラス確定という木枯らしも吹く事は持ち越しとなった形です。

もっとも、CS出場といっても読売のあまりの低迷ぶりから数字上残っているだけとしか思えませんからあまり喜ばない事です。

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時折月が雲間から顔をのぞかせる寒空の下で4時間近くの長い試合を観戦するという過酷な状況での今季最終観戦は終わりました。

非常に紆余曲折のあった試合なので注目されたヒーローインタビューは同点打の経緯が経緯だけに打者は選ばれず、期せずして来日初勝利を手にしたロベルト・コルニエルが登場。

勿論、前回広島でまるで「放送事故」のような通訳を見せたファン・フェリシアーノも一緒に登場して場を和ませてくれました。

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そういえば、鈴木誠也はポスティングによるメジャー移籍が濃厚とされてそうなのでカープの選手としての姿を見るのはこれが最後かもしれません。

今日はあまり得点に絡む機会がありませんでしたが、1安打で首位打者を確実なものとし本塁打王との二冠の可能性を十分に残した状態。

加えて安打を放った7回表には直後に好走塁で追加点の呼び水にもなり走攻守において高いレベルを誇る姿にメジャーのスカウトが注目するのも改めて納得というもの。

他のFA取得選手共々気にはなりますが、彼のような選手に出会えたのはやはりファンとしては大きな喜びだと改めて思えます。

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結局、今季は雨天中止やコロナ感染爆発に伴う自粛などもあり実に6試合もの試合でチケットを用意しながら行けないという事態になってしまったのは残念。

観戦者が減ったとはいえ球場が元の姿に戻るにはまだまだ多くの時間が必要だと改めて実感させられた次第です。

しかし、それでも球場に行けたのならやはり楽しいですし、鳴り物応援などがない普段の状況とは違う静かな球場だからこそ発見はまだまだあります。

なので、来年もそのまた次の年もやはり球場にはできるだけ足を運びたいものです。

 

今季観戦成績

8戦6勝2敗

 

また球場で会いましょう!!

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