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カープと趣味の日記

2/26(土)○「初戦から垣間見るレベル差」(カープ2022)

読売ジャイアンツ1-3広島東洋カープ

オープン戦

沖縄セルラースタジアム那覇

 

勝利投手 塹江1勝

敗戦投手 戸田 1敗

セーブ投手 遠藤 1セーブ

 

本塁打

(C)末包1号②

(G)-

 

打点

(C)末包②堂林①

(G)丸①

 

投手

※数字は自責点

(C)大瀬良-塹江-松本-森下①-遠藤

(G)山口-メルセデス-戸田③-今村

 

先発大瀬良は3回投げて被安打2の無失点で開幕投手に好スタート。

打線は序盤に好機を逸するも末包が5回表にオープン戦チーム初の本塁打を放って先制。

4番手森下が6回裏に1失点した以外は投手陣が無失点で逃げ切り今季オープン戦初勝利

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全国的に見ればまだまだ収まる気配が出て来たとは言い難いコロナウイルス蔓延の脅威に加えて、21世紀の欧州において侵略戦争が始まってしまう危機的な国際情勢と暗い話題が続く世の中ですが…。

とにかく今季もオープン戦の開幕を迎える事が出来ました。

国の内外で目まぐるしく入れ変わる情報を前に振り回されて色々と思う事はあるかと思いますが、現実は現実として受け止めたうえで出来るだけ目の前の試合を楽しんで今ある日常を過ごしていくしかないとも感じます。

それが今の世界と日本に生きる一人のカープファンの端くれに過ぎない私に出来るせめてもの事かと思えるのです。

 

…という前置きをした手前で申し訳ないのですが、今日の試合のスタメンを見る限りでは非常に期待ができるものとは正直、思えませんでした。

鈴木誠也が退団し、外国人選手もコロナウイルス蔓延防止の為の入国制限で開幕に間に合わない事がほぼ確実という状況に加えて主力である坂倉将吾や西川龍馬も大幅に出遅れるという事態。

そうである以上はやむを得ないのですが、タイトルなどの実績のある選手が居並ぶ相手チームに比べてあまりに小粒な選手ばかりでオープン戦初戦の試合前から暗澹とした気分にならざるを得ません。

おまけに四番を任されたのがキャンプイン前からここまで明らかに過大としか思えない評価のわりにインパクトがさほどでもなかったドラフト6位入団の新人である末包昇大…。

勿論、野手としては球団史上でも珍しい大卒社会人野球出身のこの「オールドルーキー」に対して体格に恵まれている事も含めて期待する気持ちは分からなくもありませんが、ここまで期待が過大になるとさすがに本人が可哀想にすら見えました。

それだけにその末包が逆風を付いて場外へ先制弾を叩き込んだのですから狂喜乱舞したファンも私も含めて多かったかと思えます。

しかし、一方で序盤から好機を重ねながら昨シーズン同様にここぞの場面での長打が出ない事は相変わらずで上記の末包の一発以外での得点は今更感しかない堂林翔太によるもののみ。

この末包も含めて野間峻祥に宇草孔基、中村奨成など合計6人ほどで争っている形の外野手と一塁のスタメン争いですが、守備の精度も含めて正直なところ「熾烈」というよりまだまだ「低レベル」と断言出来るでしょう。

何より、山口俊や今村信貴といった相手チームの開幕ローテーション入り確実なクラスの投手には全く歯が立っていないのですから…。

 

そんな微妙極まりない野手のスタメン争いに比べるとタイトルホルダーが3人も並び幾分かのレベルが約束されては開幕投手争いでは大瀬良大地と森下暢仁が登板。

大瀬良大地については本人こそ納得いかない様子でしたが安定した内容を見せたところはさすがと言ったところ。

また、森下は試合の入り方に手こずったのか制球がイマイチでこの試合唯一の失点を喫しましたが最終的には安定しましたし、彼のこれまで見せた実績からして今の段階でどうこう言うべきでもないでしょう。

今日は登板のなかった九里亜蓮ともどもこちらに関しては楽しみかと思えますが…。

それにしても野手のスタメン争いとこの開幕投手争いのレベル差には改めて愕然としてしまいます。

スタメン争いにしても出遅れた中堅・ベテラン勢が加わらない限りはさほど過熱化を期待するのは難しいかもしれません。