オープン戦
勝利投手 隅田1勝
敗戦投手 大瀬良1敗
セーブ投手 佐藤1セーブ
(C)-
(L)外崎1号①
打点
(C)韮澤①
(L)森①外崎①
投手
※数字は自責点
(C)大瀬良①-島内-遠藤-栗林①
(L)隅田-佐藤①
先発、大瀬良は1失点も4イニング6奪三振の好投を見せ3番手遠藤も3イニング無失点
打線は最終回まで三塁すら踏めず最終回に内野ゴロの間の1得点に留まる。
拙攻から抜け出せず今季本拠地初のオープン戦も惨敗し4連敗。
------------------------------------------------
私が住んでいる関東で春一番が吹いたこの日、カープは今季初の地元でのオープン戦を迎える事となりました。
既にオープン戦が始まって5試合目。
本来一軍のレベルにすら達していない選手を搔き集めただけであったという事実が白日の下に晒された「ポジション争い」…ではなく「ポジションの譲り合い」に興じる打線は今日も悲惨な内容と結果に終始しました。
昨年、投手陣の低迷でリーグ最下位に沈んだ相手の新人たちに手も足も出ず得点圏に走者を置く事すら殆どできず、4試合39イニング連続適時打なしという惨状を前に集まった地元のファンも自身の応援するチームの若手がこれほど魅力のない選手ばかりなのかと愕然とした事でしょう。
全く得点の気配すらない各々の酷い打棒に隠れている形ではありますが、守備に関しても一部のポジションを除けば低レベルそのもの。
特に今日の外野陣は中村奨成や羽月隆太郎の落球は勿論、ライトへの飛球を追う末包昇大の足取りも怪しいものでいずれも一軍の試合で起用すべきレベルには到底見えません。
何しろ、あの西川龍馬が守備の名手に見えてくるぐらいなのですから…。
その西川はコロナウイルスの影響などで調整が遅れていましたが、一軍復帰後での初打席で安打を放ってひと先ずは安心と言ったところ。
もっとも、これだけ周囲が低レベルだと正直、オープン戦で全打席三振でも開幕スタメンを確保する事は出来そうな状況なので、気まぐれで責任感の薄い彼のような選手がそういうぬるま湯の状況で開幕以降も本領を発揮できるかどうかはわかりませんが…。
投手に関しては既に4年連続となる開幕戦が確定している大瀬良大地が順調な調整ぶりを見せてくれました。
ほとんど組んだ事がないであろう育成選手の持丸泰輝とのバッテリーも「弘法筆を選ばず」で苦にせず、中軸はほぼベストメンバーで強烈極まりないライオンズ打線に4イニングで6奪三振の好投。
4イニング目の失点についてもここまで良すぎて心配になっていただけにかえって失点して良かったと思えてくるぐらいの順調さです。
もっとも、この大瀬良や最終回に登板してうっかり「アップルパンチ」を浴びた栗林良吏に関してはオープン戦の結果程度でどうこう言うような次元の投手ではないのですけれども…。
また、前回のベイスターズ戦で代打本塁打を放ったうえ今日は大瀬良とのバッテリーに大抜擢された持丸については攻守ともに冴えない内容を見せた石原貴規が二軍落ちとなった事からも相当期待されているようです。
恐らくは近々、悲願の支配下登録を勝ち取る事になるのかもしれません。
まあ、同じくスタメン出場を果たした二俣翔一と共にこれ以上捕手登録の選手を増やしてどうするのだろうかという気もしますが…。