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カープと趣味の日記

03/11(金)○「浮き彫りになる編成の問題点」(カープ2022)

広島東洋カープ6-5北海道日本ハムファイターズ

オープン戦

MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島

 

勝利投手 大瀬良1勝1敗

敗戦投手 池田1敗

 

本塁打

(C)松山1号①

(F)渡邊1号①今川1号③

 

打点

(C)末包②松山①坂倉①

(F)渡邊①万波①今川③

 

投手

※数字は自責点

(C)大瀬良①-菊池保-中田-一岡①-コルニエル③

(F)池田①-鈴木①-望月-古川侑

 

先発、大瀬良は4回以降のピンチを招くも5回1失点の好投。

打線は相手守備陣の失策に乗じて得点を重ねて6得点。

終盤に相次いで失点を喫し追い上げられるも逃げ切り辛勝。

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東日本大震災から11年となり試合前の黙とうと半旗の掲揚が行われた本拠地での試合は相手チームの監督に初勝利を献上した先月沖縄での試合のリターンマッチでもあります。

もっとも、その試合以降は結果も内容も散々でオープン戦からどん底のチーム状態にあるカープ

その中でも若手中堅が全く話にならず特に酷い状況が続く打線にはこの試合から、故障で出遅れていた坂倉将吾や松山竜平田中広輔長野久義といったベテラン勢が合流となりました。

それと同時に全く結果も内容も散々だったにも関わらずここまで無意味に引っ張って来た4番末包昇大、5番小園海斗も下位打線へ回り、代わりに上記の松山と坂倉の実績ある選手たちがその任に就くことに。

早速その効果は出たようで松山、坂倉が2安打を放つと重圧から解放されたのか末包も2点適時打含めて2安打の活躍を見せてくれました。

特に末包はここまで大きすぎる期待のわりには攻守走全てで散々でスタメンはおろか、開幕一軍すら正直、難しいと思われていただけにいきなりの活躍には驚かされました。

とはいえ、相手投手の自責点がわずか2である事から分かる通り、今日のカープの得点のほとんどは相手の自滅によるもの。

一方で相手打線は敗れたとはいえこちらを上回る安打数で王柏融死球による負傷退場というアクシデントがあったにも関わらず、4番で土壇場に3ランを放った今川優馬を始め中堅若手が奔放な新監督のもとで躍動する姿を見せつけてきました。

それに比べると、こちらはいきなりドラフト下位指名の新人に任せた4番を引き継いだのは節酒とこんにゃく米でダイエットに成功して妙に動きが軽快になったとはいえ37歳のベテランという事実…。

要するにこういう極端な起用方法に陥ってしまうというのはチーム内での人材の無さを示しています。

そうである以上は、捕手登録である坂倉将吾と中村奨成が3塁線に居並ぶ異様な光景とも併せて、現監督が望むがままに投手偏重の補強を繰り返して来たこのチームの編成上の歪みを改めて感じずにはいられません。

 

一方、大瀬良が作った試合を引き継いだリリーフ陣もこれまでとは一転してベテラン+ドミニカ勢の登板となりましたが、8回以降は4失点という結果で安定した投球を見せたのは菊池保則だけだったように見えます。

なかでも9回裏にあっさり3失点を喫したロベルト・コルニエルはやはり春先は戦力にならないというこれまでと同じ認識を新たにするだけだったように思えます。

これまでに比べれば遥かに結果は良かった試合に見せますが、これらの好守での状況を見ますとやはりこう言わざるを得ません。

「やはり今年もこのチームは何も変わらないのか」と。