オープン戦
勝利投手 森1勝
敗戦投手 九里1敗
(C)-
(M)中村奨1号①レアード1号③佐藤都1号①
打点
(C)坂倉②長野①林②小園①
(M)中村奨①山口①マーティン②レアード③佐藤都①岡②
投手
※数字は自責点
(C)九里⑧-森浦-塹江-栗林②
(M)森⑤-成田-国吉①-益田-田中康
先発、九里は4回5回に打ち込まれて8失点で降板。
打線は初回と中盤に繋がり6得点も及ばず。
最終回にも栗林が失点を喫して大量失点で敗戦。
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5月並みという暖かさに誘われて昨年の6月以来となる幕張に行ってきました。
うっかり小銭がなくて使ったSUICAだと割高になってしまうスタジアムバスに揺られて辿りついたスタジアムは徐々にいい天気になってきました。
平日デイゲームという事もあって客足はまばらですが、それでも球場のこの雰囲気というのはやはり何ものにも代えがたいという事を改めて実感します。
現在も1月以来となるコロナウイルス対策としての蔓延防止措置がこの千葉県内でも適用されている状況ですが、今日は普通に酒類の販売もあり、ビール片手に野球観戦という素晴らしい文化をオープン戦から体験できるのは何よりです。
最近は球場以外でも多くのイベントや店舗は既に賑わいを取り戻しており感染対策という点では様々な意見があるでしょうが…結局は企業でも個人でも出来る範囲で工夫と対策をして少しでもこの異常な状況を脱して行くしかないのではないかと思えます。
千葉マリンスタジアムと言えば非常にもつ煮の種類が豊富な球場であるというのは有名で、私もこの球場に訪れる時は毎回楽しみにしていました。
そういう訳で、今日は「Food Court Chiba」でほぼ千葉県産の食材だけで作ったもつ煮とホンビノス貝の酒蒸しを購入。
八街市産のピーナッツはどう使われているのかよく分かりませんでしたが、具材はいずれも大きく食べ応えがあり、これにご飯を付ければこれだけで試合前の腹ごしらえには十分な美味しさ。
汁物ゆえにスタンドに持ち込んで食べるのに難儀するのが弱点ですが、試合前にとてもいい気分になりました。
一方、酒の肴代わりに同時に購入したホンビノス貝の酒蒸しもとても大振りで食べ応えがある逸品。
ホンビノス貝と言いますと広島をはじめ西日本の人間にはほとんど馴染みがない食材ですが…。
それもその筈で1990年代になって外国船の船底に付着したものが幕張で繁殖したれっきとした外来種なのですが、ハマグリに似た風味でありながら調理が容易な事から最近関東では居酒屋などでも食材として定着しつつあるという珍しい経緯を持つ貝です。
とはいえ、球場でホンビノス貝を楽しめるとは思いませんでしたからこれは良い発見になりました。
上記のようにビールと素晴らしい食べ物を青空の下で楽しみながら観戦した試合でしたが見事な惨敗。
もっとも、今日失点を喫した九里亜蓮にしろ栗林良吏にしろ、オープン戦の結果で一喜一憂しても仕方がない投手。
いずれも今日に限らずオープン戦では微妙な投球が続いている事から危惧する声もあるでしょうが、とにかく開幕戦に間に合わせてくれれば良いとしか言いようがありません。
一方、ここまで不振が続く打線は小園海斗が4安打と固め打ちを見せたのを筆頭に漸く打線が繋がった印象で、特に得点圏で長打が出たのは何よりのこと。
7回表の坂倉将吾の牽制死のようなさほど仕掛けが多くないわりにミスばかりが目立つ走塁は気になりますが…今日に関しては全体的に良かったかと思えます。
また、試合の結果とは関係ないですが、今日球場で個人的に気になったのは新人の末包昇大。
打撃では4タコで守備も危なっかしい場面が時折見えるなど散々でしたが、他の選手に比してマウンドに向かってよく声をかける姿が印象に残りました。
鳴り物応援が消えた昨今の球場ではグランドやベンチでの選手の声が良く聞こえるようになっていますが、外野からやたらと大きな声が鼓舞していた選手の代表格といえば個人的にはスワローズの青木宣親。
今日見た末包は新人でありながらその青木に匹敵するぐらいの鼓舞を見せてくれていたように思えます。
ドラフト下位指名の新人が4番候補というのはナンセンス以外のなにものでもありませんが、こういう姿を見ると多くのファン同様にやはり私も尾上したくなるというものです。