オープン戦
福岡PayPayドーム
(C)西川1号①
(H)野村勇2号①
打点
(C)坂倉②西川①長野①
(H)野村勇①リチャード①上林②
投手
※数字は自責点
(C)森下④-島内-中崎-松本
(H)東浜③-嘉弥真-椎野-又吉①-モイネロ-森
先発森下は3回まで無安打も4回に集中打を浴び6回4失点で降板
打線は坂倉の適時打で先制するも10安打放ちながら繋がりに欠け4得点。
リリーフ陣は7回以降を無失点に抑えて引き分けに終わる
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この試合の直前にポスティングでのメジャー移籍を目指していた鈴木誠也が紆余曲折の末にシカゴカブスへの入団が決定し、同時に17億円に及ぶ譲渡金をカープ球団が手にする事となるという嬉しいニュースが入ってきましたが…。
一方でその鈴木誠也が抜けた後の4番を誰が打つのかという問題は未だに未解決のまま。
当初の有力案だった新外国選手についてはコロナウイルス蔓延防止に伴う入国宣言で困難となっている状況ですが、にも関わらずオープン戦期間通じて4番を試されたのは新人である末包昇大とベテランの松山竜平、長野久義のみ…。
上記いずれも悲惨な数字が並び決定打が無く、明らかに不振の松山をなし崩し的に開幕四番とする事が既定路線になっています。
案の定、今日の試合でも松山は打てず途中で長野と交代になりましたが、長野も長野でいい年して春先は調子が上がらないという状態で、結局事実上4番不在で開幕戦を迎える事が確実と言えるでしょう。
それにしてもこれだけはっきりした候補がいなかったにも関わらずオープン戦期間通じてたったこれだけしか4番を任された選手がいない試行錯誤の少なさには改めて愕然としています。
前後を打つ小園海斗、坂倉将吾が好調を維持しているだけに最悪日替わりで据えるしかない四番が開幕後もチームの足を引っ張る事になるであろう事は本当に残念です。
一方、投手陣は森下暢仁が昨日と大瀬良大地と同様に4回に打ち込まれてあっさり逆転を許したもののそのイニング以外は抑えるという微妙な内容。
まあ、この森下に関してはやはり大瀬良同様に開幕に合わせて調整してくれると思うしかありません。
一方で、オープン戦期間通じて好調を維持している島内颯太郎と中崎翔太はいずれも落ち着いた投球を見せてくれて開幕ブルペン入りは改めて確実に思えます。
昨年に続いてクローザーを務める栗林良吏に繋ぐ継投がどのようになるかは分かりませんが好材料を提供し続けてくれたのは上記の一向に進展がない4番問題に比べると前向きにはなれそうです。
もっとも、未だにドラフト1位ルーキーの黒原拓未をどのような起用を想定しているのかは分からないなどこの期に及んで不透明な部分の方が多いのも確かですが…。
とにかく早々に負け越しが確定したうえに低調を極めていたオープン戦も明日で最終戦。
何とか開幕戦に希望をもたせる結果と内容を求めたいものです。