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カープと趣味の日記

03/25(金)○「衝撃的な幕開け」(カープ2022)

横浜DeNAベイスターズ3-11広島東洋カープ

1回戦(カープ1勝)

横浜スタジアム

 

勝利投手 大瀬良1勝

敗戦投手 東1敗

 

本塁打

(C)-

(De)-

 

打点

(C)末包①大瀬良①西川①菊池涼③小園①坂倉①曾澤③

(De)宮崎①桑原②

 

投手

※数字は自責点

(C)大瀬良②-塹江-島内-中崎

(De)東②-砂田④-伊勢-入江-三浦銀③

 

先発、大瀬良は初回と中盤以降に崩れるも6回2/3を3失点で試合を作る。

打線は2回表に末包の適時打などで先制すると6回に打者一巡の攻撃で5得点。

先制中押しダメ押しと理想的に追加点を重ねて先発全員安打11得点で開幕初戦を制する。

末包は球団史上初の新人で開幕戦猛打賞を記録。

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オリンピックでの動員を見込んで座席を2年前に大幅増築したにも関わらずコロナ禍の影響で今日ようやく初めて動員数最多を記録する事となった横浜スタジアムで開幕戦を迎える事となったカープ

鈴木誠也の離脱でキャンプイン前から不安視されオープン戦でも競争とは名ばかりでこれといった発見も楽しみも見いだせなかった打線にあって今日の開幕スタメンに衝撃を覚えたのは私だけではないでしょう。

ドラフト6位ルーキーの末包昇大の起用も含めて1番から7番まではほぼ予想通りのオーダーですが、さすがに8番中翼にプロ入り10年目で初となる上本崇司を開幕から起用するのは意外の一言。

のみならず捕手登録と外野手登録の選手が内野を守り内野手登録の選手が外野を守るというあべこべなオーダーは、まるで子供の頃に旧市民球場で見たファン感謝デーの紅白戦のようで、はっきり言って悪ふざけとしか思えませんでした。

しかし、蓋を開けてみれば本来は捕手であるにも関わらず三塁を守る忙しなさもものともせず坂倉将吾がチーム初安打を2回に放つとオープン戦では全試合スタメン起用ながら打率1割台と悲惨な数字を並べた末包が適時打を放って先制したのをきっかけにあれよあれよと大瀬良大地含む先発全員となる17安打11得点。

正直、個人的にはあまりの戦力の低さから今季のカープは二桁得点の試合など皆無と予想していただけに大変な驚きです。

特に末包は2安打放った事自体が山本一義梵英心に次いで16年ぶり3回目の快挙であったにも関わらず、更に安打を放ち70年以上に及ぶ球団史上で初となる新人での開幕戦猛打賞という金字塔を打ち立てる痛快な活躍。

ドラフト下位指名ながらオープン戦前半は4番を任されるなどどう考えても過剰すぎる期待に押しつぶされていく姿は正直、見ていられなかったのですが…それを覆す活躍には本当に感動させられました。

 

また、上記の打線ほどではないですが、4年連続の開幕投手という大役を務めた大瀬良が7回2死で失点を喫した直後に点差があるにも関わらず速やかに継投に入ったのはこれまでやたらと先発を引っ張る事に定評があった佐々岡真司監督らしからぬ好判断もまた驚きです。

試合全体を眺めると正直、タイラー・オースティン、ネフタリ・ソトの両外人の欠場に先発を務めた東克樹のアクシデントによる項番に加えて、相手一塁手の致命的なエラー連発に助けられたという印象は大きいですが、それに上手く乗っかってこれほどの大勝をシーズン初戦から飾れたのは何よりの事。

3連覇したシーズンでさえこれほど満足いく開幕戦はなかったのですからこの勢いを明日以降も続けて欲しいものです。

まあ、そうは言ってもあっさり落とし穴に引っかかるのもまた今のカープではあるのですが…。