04/01(金)●「変わらない本質」(カープ2022)
1回戦(カープ1敗)
勝利投手 大野雄1勝1敗
敗戦投手 大瀬良1勝1敗
セーブ投手 R・マルティネス1敗2セーブ
(C)-
(D)阿部2号①
打点
(C)曾澤②
(D)阿部②鵜飼①
投手
※数字は自責点
(C)大瀬良①
(D)大野雄①-R・マルティネス
先発、大瀬良は7回まで1失点も8回に連打を浴びて逆転を許す。
打線は3回まで無安打で4回表に逆転に成功するも以降は沈黙。
終盤で逆転を許して開幕からの連勝が6で止まる。
大瀬良は史上361人目の1000イニングを達成。
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ご存じの通りプロ野球のシーズンは143試合もあるのですから当然ながら全ての試合に勝つことは無理です。
また、下馬評が大変低かった今季のカープのようなチームで球団タイ記録となる開幕6連勝を飾った事自体は偉大な事です。
従って「たかが1敗で…」という意見があるのも理解はできますが…残念ながらそれは今日の試合とちゃんと見ていない人にだけ許されるセリフではないでしょうか?
試合は開幕投手同士が先発とあって予想通りの投手戦となりました。
2回にいきなり本塁打を浴びたものの安定した好投を続けてくれた大瀬良大地に対して打線は大野雄大に全く手も足も出ない序盤でしたが、4回表にその大野のエラーで得た好機を活かして逆転に成功。
その後は打線が音無しとなった事で非常に苦しい展開ではありましたが8回裏までリードを保って勝てる状況に持ち込む事が出来たのはチームの勢い故だったかと思えます。
しかし、そこでベンチが選んだのは球数が100球超えているうえに6回7回に走者を背負うなど疲れの見えていた大瀬良の続投。
前節の阪神戦では僅差の場面で投げたリリーフが悉く抑えてブルペンにも活気のあった状況であったにも関わらずこの判断は理解に苦しむものでした。
のみならず、その大瀬良が打ち込まれて逆転されても投げさせ続けるという意味不明なベンチの行為に頭を抱えたファンは私だけではないでしょう。
佐々岡真司監督といえば就任当初から試合状況無関係で、先発投手をとにかく引っ張りたがる傾向が強く、私も開幕前のその点を大きく危惧していましたが…球団新記録まであと少しというところでその本質的な問題点が現れてしまった形です。
結局のところ、監督を3年勤めようが球団タイ記録を樹立しようが指揮官の指導者としての資質はそう簡単に変わるものではないという事でしょう。
また、これまで開幕6連勝を支えていたブルペンとベンチの間の信頼感もこの一件で大きく揺らいだと言わざるを得ません。
そうである以上は、今日の敗戦はたんなる今季初黒星以上の意味をこのチームにもたらす事になるかと思えます。