4回戦(カープ3勝1分)
(C)-
(T)大山2号①
打点
(C)坂倉①西川②
(T)大山①糸井①ロハス・ジュニア①
投手
※数字は自責点
(C)大瀬良③-塹江-中崎-島内-黒原-菊池保-栗林
(T)藤浪③-桐敷-浜地-小川-アルカンタラ-岩崎-湯浅-馬場
先発大瀬良は序盤から不安定な投球で4回以降は失点を重ねて6回3失点で降板。
打線は初回から得点を重ねるも中盤以降は追加点を挙げる事が出来ず。
同点以降はリリーフ陣は無失点に抑えるも打線に決定打が出ず今季初の引き分け。
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今季2度目の延長戦で5時間を超える試合の末に引き分けたカープ。
しかし、序盤は相手先発の不安定さを衝いて初回から先制点を挙げるなど有利な状況であっただけに勝てなかったのが悔やまれる試合と言って良いかと思えます。
初回から不安定で結果的に3点差を守り切れなかった先発の大瀬良大地は今季3試合の登板でいずれも中盤以降のスタミナに不安を感じさせる投球となっているのが気になりますが、6回3失点である以上は悪いなりに最低限の仕事をしたと言えるでしょう。
また、以降のリリーフ陣も継投に不安があるが故にイニング跨ぎを連発した相手チームに比べれば遥かに安定して抑えてくれました。
特に延長10回裏で1番からの好打順を完璧に抑えた黒原拓未の投球は白眉であったように思えます。
それだけに序盤に得点を重ねる事が出来たものの中盤以降は試合を決定づける好機を逃し続けた打線には不満が残ります。
前日の試合では苦しい展開から打線が繋がり終盤に突き放す事に成功したのですが、今日はそれとは真逆の展開。
昨日の頭部死球の大事をとってライアン・マクブルームを温存した事もあり、長打の可能性が少なくなったチーム故に打線の中に一つでも綻びが生じると得点が遠くなってしまうという事なのかもしれません。
今日で言えば6番に入った長野久義と7番の曾澤翼がいずれも無安打と完全なブレーキになっていました。
決定的な長打が出にくい選手層であるが故に昨日と今日で対照的なこの攻撃陣の安定しない威力には今季はやはり悩まされそうです。