6回戦(カープ6勝)
勝利投手 塹江2勝
敗戦投手 三嶋1勝1敗1セーブ
(C)西川2号①
(De)大田2号②牧4号①
打点
(C)西川①坂倉②田中広①小園①
(De)太田②
投手
※数字は自責点
(C)玉村②-黒原①-島内-中崎-栗林-塹江①
先発、玉村は3回表に先制2ランを浴びるも以降は立て直し5回2失点で降板。
打線は、4回裏に西川の本塁打で1点返すと6回裏に相手のエラーに乗じて同点。
勝ち越された直後の延長10回裏に坂倉の適時打で追いつき小園の犠飛でサヨナラ勝ちを収めて3連勝
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試合中盤に何とか追いつき、9回裏に一打サヨナラの好機を迎えるもそれを逃したうえで延長に突入した直後に勝ち越されるという展開。
こうなると、相手チームは今季未だに失点を喫していない三嶋一輝を投入しますし、今のカープ打線ではこれを覆すのは無理なのは分かり切った事でしたから、試合の視聴を一旦止めてしまったのですが…。
まさかまさかの逆転サヨナラ勝利という結末を迎える事になり大変驚いています。
試合スケジュールの関係で二軍での調整を経て2週間ぶりの登板となった玉村昇悟は、大田泰示に先制弾を許したものの、全体的には落ち着いていたように見えました。
5回裏に代打を出されて交代はしたもののあのままマウンドに上がり続けてもQS以上は確実だったように思えます。
以降もリリーフ陣は黒原拓未が失点するなどはしましたが、全体的に見れば健闘してくれたように見えます。
もっとも、10回表2死走者なしの状況かつネフタリ・ソトが既にベンチに下がっていた状況で牧秀悟に対してストライクゾーンで勝負を試みた塹江敦哉と坂倉将吾によるバッテリーの意図は良くわかりませんでしたが…
一方の打線は西川龍馬の本塁打以外の得点は昨日同様にエラーや四球など相手のミスがきっかけとはいえ上手くそれに乗じる事が出来ました。
坂倉将吾が捕手に回った事で、田中広輔と小園海斗が並ぶ事になった7番以降については試合前だと、はっきり言って出塁すら期待できなかったのですが、意外にも好機を演出してくれるなど全体的に繋がり続けたのが大きかったかと思えます。
10回裏1死満塁の場面で小園に打順が回ってきた時は内野安打こそ放っていたものの、9回裏に犠打すら出来なかった事も鑑みると代打を出した方が良いように見えましたが…。
何とか試合を決めてくれたので、これが今季は低迷の一途を辿るばかりの彼の現状を打破するきっかけになればと思えます。
とはいえ、一番の活躍と呼べるのはやはり2度の得点圏でいずれも決定的な仕事をしてくれた坂倉でしょう。
その反面、打線はまずまず繋がる時はあるものの決定的な面で安定したパフォーマンスを期待できる打者が坂倉ぐらいで半ば「戦術が坂倉」になりつつあるのには少々閉口はしますね。
それにしても…週の前半は読売に攻守で圧倒されて一気にチーム状況が落ち込む事が予想されただけに、この週末でまさかのカードスイープを飾る結果的に今週の星取はプラスマイナスゼロになったのもこれまた大きな驚きです。
打線はやはり不安定ではありますが、少なくとも相手のミスに乗じられるぐらいの威力はあるのかもしれません。