7回戦(カープ3勝4敗)
勝利投手 床田3勝1敗
敗戦投手 赤星2勝2敗
(C)-
(G)ポランコ5号①ウォーカー5号①
打点
(C)坂倉①中村健①矢野②床田②マクブルーム①小園②上本①
(G)ポランコ①廣岡①ウォーカー①
投手
※数字は自責点
(C)床田③-森浦-ターリー
(G)赤星⑫-大江-平内
先発、床田は8回に崩れて降板も3失点の好投。
打線は初回から相手守備陣のミスに付け込み打者一巡の6得点。
以降も打線は繋がり4回までに今季最多の12得点を挙げて連敗を止める。
中村健人と矢野がプロ入り初打点、韮澤がプロ初出場を記録。
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直近の登板では打ち込まれて今季初のノックアウトを喫したものの4月は素晴らしい投球を続けながら援護が少なく1勝しか出来なかった床田寛樹でしたが、今日に関しては多くのアシストに恵まれました。
もっともそれは主に相手の守備陣によるものでした。
それは4回途中で12失点も喫しておきながら相手先発投手の自責点が僅かに「3」という事からも分かる事かと思います。
とはいえ、それを差し引いても打線もそれなり以上に繋がった事も確かです。
今日の打線は曾澤翼に続いて菊池涼介も欠場となった為、上本崇司を2番で起用したのを始め中村健人やプロ入り初のスタメン出場となった矢野雅哉が名を連ねるというスタメンで試合に臨みました。
上本は開幕当初の活躍が影を潜めていますし、矢野は守備固めの選手として一軍に呼ばれたに過ぎない選手であり、中村健人は今日が開幕3戦目以来のスタメンという事実すら忘れていたぐらいに存在感が希薄だった選手。
こんな選手たちがスタメンを務めるのですから、ただでさえ12球団最低レベルの貧打戦にあって、どう考えても得点出来るイメージが全く湧かなかったのですが…。
蓋を開けてみれば初回から中村健人がプロ初打点を挙げて、直後に矢野がプロ初安打と初打点を挙げるという活躍で初回から一挙6得点に今季最多の12得点という驚きの結果。
更には菊池涼介の欠場が無ければ、やはり本来ならスタメンに名を連ねる事がなかったであろう小園海斗ですらそれに釣られたのか、どう考えても規則に違反しているとか思えない変なアイブラックが効いたのかは分かりませんが、猛打賞の活躍を見せるというおまけつきです。
ここまでの打線の酷さを知っている以上、何故こんな事になったのか未だによく分からないというのが素直な感想で喜びよりも困惑の方が大きいです。
そういう事なのでこれで低調だった打線が持ち直すきっかけになるとは思えません。
そもそも、12得点のうち1/3は投手である床田が絡んだものですし、何より5回以降は得点がないばかりか、僅か1安打しか出ていないのですから。
素直に言わせて貰えば今日は意外性が1試合…というか1イニングに集中しただけの事で単なるフロッグと見るのが自然かと思います。
まあ、全く打てない迫力の無い打線でも試合を重ねればこんな事があるのかと思うしか今はないでしょう。