広島東洋カープ3-0読売ジャイアンツ
8回戦(カープ4勝5敗)
MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島
勝利投手 アンダーソン 1勝
敗戦投手 メルセデス 4勝1敗
セーブ投手 栗林1敗6セーブ
(C)-
(G)-
打点
(C)小園①西川①坂倉①
(G)-
投手
※数字は自責点
(C)アンダーソン-島内-栗林
(G)メルセデス①-菊池-鍬原①-高梨
来日初登板のアンダーソンは5回までパーフェクトで抑え7回1安打無失点の好投。
打線は4回まで1安打の拙攻で5回にエラーに乗じて先制も3得点に留まる。
8回以降はリリーフ陣が無失点に抑えて逃げ切りカード勝ち越し。
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新型コロナウイルス感染対策の為の入国制限の影響でチームへの合流が遅れていた外国人選手で最後のピースとなるドリュー・アンダーソンが遂に一軍合流を果たしたうえで先発を務めたこの試合。
かつては「シュール便」と言われた程に良質な外国人投手を供給してくれた在米スカウトからの「使徒たち」もここ2シーズンは極めて低調だっただけに正直、不安の方が大きかったのですが…。
そのアンダーソンは初回から3者連続三振という快調な滑り出しを見せると以降は5回までパーフェクトというまさに快刀乱麻という言葉が相応しい好投を見せてくれました。
特にフォーシームの威力は素晴らしいものでそれで三振を奪っていく姿はまるで往年の名助っ人コルビー・ルイスのようで見ていて気持ちが良かったです。
もっとも、変化球が中心の配球となった中盤以降はやや威力が落ちたように見えるのが少々気になりますが…それは差し引いてもデビュー戦でこれだけの投球を見せたのですからクリス・ジョンソン以来の準完全試合での完封も期待してしまいました。
それだけに当初の予定通りだったと思われるので仕方ないとはいえ7回で降板したのは少々残念な気もしますね…。
アンダーソンが上記の通り素晴らしい投球を見せた一方で、打線はその快投に応えるどころか台無しにするだけの打撃に終始したのは大変残念。
今季負けなしで4勝と絶好調のCC・メルセデス相手とはいえ4回終わって僅か1安打で5回裏の先制点にしても相手の守備の綻びと運に助けられただけの事。
その後も得点は重ねて合計で3得点は出来ましたが…正直、得点できた事よりも直後に試合を決められる好機を逃した事への不満ばかり募ります。
ようやくかつてのように先発としてチームの主戦を担えそうな投手が登場したのは喜ばしい事だけにこういう部分がやはり気になってしまいます。