7回戦(6勝1分)
勝利投手 床田4勝1敗
敗戦投手 西勇2勝3敗
(C)マクブルーム5号②
(T)-
打点
(C)マクブルーム②小園①
(T)-
投手
※数字は自責点
(C)床田
(T)西勇②-加治屋-岩貞①-浜地-齋藤
先発、床田は初回から安定した投球を見せて9回無失点の好投。
打線は少ない好機を活かせない展開も6回表にマクブルームの本塁打で先制。
床田は最終回のピンチも凌いでプロ入り2度目の完封勝利を飾りチームも3連勝。
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今季最多の21安打17得点にリーグタイ記録となる4安打が4人と突如打線が大爆発するお祭り騒ぎとなった日曜日のベイスターズ戦から1日空けて甲子園に乗り込んだカープ。
さすがに相手投手が何度対戦しても攻略する絵が浮かばない西勇輝の前では6回2失点とその勢いは持続できませんでした。
もっとも、ほとんど得点の気配がなかった中でも「出来るだけ球数は投げさせる」という共通のイメージを各打者が持って戦えた部分はあったかもしれません。
粘った末に千載一遇とも言うべき失投をスタンドへ運んだライアン・マクブルームの一発もそれらの努力が結実した結果にも見えます。
また、前回カードからようやく復調の気配を見せ始めた小園海斗の存在感も光りました。
もっとも、それでも西勇輝にはQSを許したうえに以降も追加点がなかなか奪えない展開になった以上は、有利に試合を進めたとは言い難かったでしょう。
それでも最終的に試合を勝利に導いてくれたのは自身、被安打5に7奪三振で9回を投げ抜きプロ入り2度目となる完封勝利を挙げた床田寛樹の安定した投球である事は言うまでもありません。
前回の読売戦は序盤から大量リードを背にした投球でしたが、今日は上記の通り味方打線が大の苦手とする好投手との緊迫した投げ合い。
更には、5回表の攻撃時に2塁ベースで足を滑らせて転倒して顔面を強打するというヒヤリとする場面もありましたが、相手打線が不振という事を差し引いてもそれらを跳ねのけて最後まで試合を支配し続けてくれた姿には称賛しかありません。
内容の割に勝ち星に恵まれたとは言い難い4月を経てこれで5月は2連勝の4勝目。
キャリアハイも勿論の事、自身初の二桁勝利に視界は良好に見えるのは何よりです。
一方で、結果的には事なきを得たとはいえ一転して不安定になった最終回での投球を見る限りだとあの場面での床田の続投は妥当だったのかは疑問が残りますし、それ以前に2死満塁と一気に試合を決める好機であった8回表に代打を出すべきだったようにも思えます。
勿論、球数的には完封を狙える状況ではありましたが、週初めの初戦で僅差の終盤という展開においてはもう少しベンチは慎重に振る舞う必要があったのではないでしょうか?
佐々岡監督のコメントを見る限りでは明確な戦術以上に雰囲気で決めたという意図しか感じられないのも今までが今までだけに残念に思えます。
※5/6~5/8は帰郷の為、休みました。