2回戦(カープ1勝1敗)
勝利投手 遠藤3勝3敗
敗戦投手 小島5敗
セーブ投手 栗林1敗9セーブ
(C)-
(M)岡4号①レアード7号①
打点
(C)磯村①マクブルーム②野間①菊池涼①
(M)岡①レアード①
投手
※数字は自責点
(C)遠藤②-塹江-森浦-栗林
(M)小島③-佐々木②-西野-廣畑
先発、遠藤は2本の本塁打を浴びるも要所を抑えて6回1/3を3失点。
打線は序盤に好機を逸するも5回裏にマクブルームの適時打などで勝ち越し。
7回途中からリリーフ陣が好救援を見せて逃げ切り今季交流戦初勝利。
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昨日の初戦からあまりの好守での相手チームとの絶望的な実力差から今季も最下位は勿論、全敗の可能性すら考えないといけないと思われた交流戦。
今日は何とか初勝利を得る事が出来て胸をなでおろしたカープファンは私だけではないでしょう。
もっとも、試合序盤は無死満塁から1得点のみなど好機をことごとく活かせない打線にイライラし、中盤以降はリードしていてもいつ逆転されるか分からない恐怖に苛まれるだけの試合ではありましたが…。
今日の先発の遠藤敦志は前回登板時に素晴らしい投球を見せながらベンチの致命的なミスで勝ち星を逃した事で気落ちしていないか気がかりではありました。
その遠藤は2回表に被弾し、失点を喫したうえに直後の攻撃では同点に追いついてなお無死満塁でまさかの前回登板試合から2打席連続となる併殺打を放つなどの不運もあり嫌な予感がしましたが…。
最終的には前回登板時と異なり自身がしっかり抑えている状態から打線の援護があった為に勝ち星を得る事が出来ました。
リードが広がった直後の7回表にいきなり被弾して1点を返されたうえに走者を背負った状態でブルペンに後事を託しての降板とはなりましたが、前回の悲運を振り払うかのような投球を見せてくれたのは何よりです。
やはり、実績の少ない若手投手に自信を付けさせるのは、「我慢の起用」や「監督からの期待」などという無意味で幼稚な精神論ではなく勝ち星という目に見える数字である事は明らかなのですから…。
一方で、あまりに効率的で鮮やか過ぎる昨日の相手チームに比べれば遥かに不格好でまどろっこしい形ではありましたが、今日は打線が上手く繋がってくれました。
昨日、猛打賞だった野間峻祥が今日も2安打と活躍した他、ライアン・マクブルームがここぞの場面で長打を放ったのが効いた形です。
まあ、最初の得点が相手の失策と四球からもたらされた事を考えると幸運が続いただけとも今はまだ思えませんけれども…。
また、前回の遠藤登板時は栗林良吏のコンディション不良があったとはいえ遠藤続投という最悪の選択をした挙句、日本中に恥を晒したベンチはよほど堪えたのか今日は、7回途中から遠藤に代わり塹江敦哉を投入するなど積極的な継投策に出ました。
正直、難しい判断ではありましたが日曜日のドラゴンズ戦同様に思い切りのある良い判断が珍しく出来たように見えます。
今日も各地の球場では終盤に試合が動く場面が多々見られた事もあり、あの辺りが勝負を分ける事になったのではないでしょうか。
8回表を安定した投球で抑えた森浦大輔の定着ともどもこの結果が良い方向に向かえば良いのですが…まあ、難しいでしょうね。