1回戦(カープ1勝)
楽天生命パーク
勝利投手 床田6勝3敗
敗戦投手 田中将4勝5敗
セーブ投手 栗林1敗12セーブ
(C)-
(E)-
打点
(C)曾澤①野間①
(E)島内
投手
※数字は自責点
(C)床田①-森浦-栗林
(E)田中将②-宋
先発、床田は3回までパーフェクトで抑えると中盤以降も凌いで7回1失点の好投。
打線は4回まで1安打も5回表に曾澤、野間の適時打で先制するなど3得点。
終盤も森浦と栗林が無失点で切り抜けて逃げ切りカード初戦を制す。
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惨敗を繰り返した末に広島の梅雨入りを待たずに勝率5割となってしまったカープ。
前回登板ではチームの4連敗を止めた床田寛樹は今度は3連敗で先発が回って来た形です。
また、対戦相手のイーグルスは4年前の2019年での対戦時は2回持たずノックアウトされてしまった相手でもありますが、今日も素晴らしい投球を見せてくれました。
中盤以降はやや調子を落として危ない場面も目立ちましたが、言わずと知れた好投手である田中将大相手に一歩も引かない投球で味方の援護が期待できない中で最少失点で投げ抜いたのは見事と言うしかありません。
とはいえ、6回裏の青色吐息な投球を経て既に105球も投げていた彼を前回同様そのまま7回もマウンドに上げ続けたベンチの判断が正しかったとも思えません。
結果的には勝利に結びつきましたが、前回失敗したからと言って先発の負担を安易に増やすような事を続けるようでは安定して勝利を収める事など不可能でしょう。
そもそも、前回登板もそうですが最近の床田は明らかに投げすぎの傾向があります。
トミージョン手術から復帰した経歴を持つだけにこういう「行けそうだから行かせた」という信頼と言う名の無責任を許すわけにはいかないでしょう。
とにかく野球が「復讐」をせず床田がつつがなく7回裏も投げ抜いてくれたのは幸運としか言いようがありません。
一方で交流戦最終週になっても、未だに本塁打の1本も打てず全く頼りにならない打線は田中将大相手に5回まで全く手も足も出ない状況。
5回裏に何となく打線が繋がり中村奨成の許しがたい犠打失敗もありながら下位打線で2得点を先制する事が出来ましたが、以降は元通りになった以上は、あの連打は単なるまぐれだったとしか言いようがないでしょう。
そもそもあのイニングは全部単打でしたし…。
床田もいい投球でしたが球数の異常な少なさと8回まで自責点2で投げ抜いた以上は明らかに相手先発の方が良い投球だったとすら思えます。
…にも関わらず終わってみればこのスコア。
正直、相手チームもファンも「なんで負けたのかよく分からない」と困惑している事でしょう。
勝つには勝ちましたが…ちょっとよく分からない試合でした。