1回戦(カープ1勝)
ベルーナドーム
勝利投手 野村1勝
敗戦投手 高橋光成4勝6敗
セーブ投手 栗林1敗13セーブ
(C)菊池涼2号①坂倉4号①
(L)山川19号②
打点
(C)上本①松山①堂林①菊池涼②坂倉①
(L)山川②
投手
※数字は自責点
(C)野村②-ターリー-ケムナ-森浦-栗林
(L)高橋光成④-宮川①-佐々木-森脇-ボー・タカハシ
今季初先発の野村は初回に2ランを浴びるなど苦しい投球で5回2/3を3失点で降板。
打線は2回表に上本の適時打で1点返すと以降は7回まで毎回得点し6得点。
菊池涼介がチーム16試合ぶりの本塁打を記録するなど打線が野村を援護し連敗を止める。
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2年属で悪夢とも呼べる悲惨な試合を繰り広げる交流戦もようやく最終カード。
完膚なきまで叩きのめされたカープですが、このチームの酷さはそれだけでは終わりません。
というのもこの交流戦に入って、ただの1本も本塁打が出ていないという状況。
最後に本塁打を記録したのが交流戦前最後の試合であるドラゴンズ戦ですから、その記録は実に15試合に渡り、史上初めて本塁打0で交流戦を終える可能性が高くなっていました。
のみならず、今日本塁打が出なければ16試合連続本塁打なしという球団記録にも並びます。
ちなみに球団記録が出たのは1954年シーズンですから、毎年最下位の常連だっただけでなくボールもバットも今以上に遥かに粗悪な時代の話ですから21世紀にもなってこの記録と並ぶのは恥以外のなにものでありません。
しかし、相手先発は交流戦通じて安定した投球を見せていた高橋光成。
正直、本塁打はおろか得点すら困難と思えましたが…。
早々に先制されて試合開始たった15分程度で敗色濃厚だった2回表に上本崇司の幸運極まりないセコすぎるポテンヒットが適時打になり1点を返すと以降は7回まで毎回得点。
もはや絶望的とすら思えた16試合ぶりの本塁打も5回表に勝ち越し弾という形で菊池涼介によってもたらされました。
しかし、毎回得点といえどもそれぞれ1得点ずつで合計で6得点足らず、山川穂高以下、強打者が揃う相手チームにしてみればいつでも逆転可能なリードしか奪えませんでした。
これまた先週のファイターズ戦同様に単なるマグレと今は考えるしかなさそうです。
一方、登録抹消となった大瀬良大地の代役として先発マウンドに上がったのは昨シーズンプロ入り初の未勝利に終わり今季も一軍から全くお呼びが掛からず半ばファンから忘れ去られていたも同然の「元・主戦投手」である野村祐輔。
平均140kmにも満たない迫力の欠片もない球威と、これまたすっかり衰えばかりが目立つ微妙極まりないコントロールに、相変わらずのスタミナの無さ。
更には奇跡的に相手が打ちそこなってくれるのを期待してコーナーをしつこく衝くぐらいしか手段がない退屈極まりない投球術。
初回からいきなり山川に先制弾を浴びるなど全体的に不安定極まりない内容でしたが…何とか6回2死まで自責点2で投げ抜いてくれてこれまた久しぶりとなる2年ぶりの勝利を得る事となりました。
今の彼の実力を考えれば5回3失点で抑えてくれれば上出来も上出来ですから今日は予想外に健闘してくれたと言って良いでしょう。
まあ、これぐらいで復活のきっかけになったなんて思えませんし、球団にとっては損害でしかなかった2年契約が終了した彼を昨年限りで自由契約か何かで放出するべきだったという私の考えは1ミリも変わりませんが…相手先発と比べて敗北必至と思われた試合を取れたのは何よりです。