吹けよ風!打てよアレン!!

カープと趣味の日記

06/19(日)●「三本でも矢は折れる」(カープ2022+カープ観戦記)

東京ヤクルトスワローズ8-3広島東洋カープ

9回戦(1勝7敗1分)

明治神宮野球場

 

勝利投手 石川4勝3敗

敗戦投手 九里3勝5敗

 

本塁打

(C)マクブルーム7号①曾澤2号①

(S)青木2号②村上20号①21号①塩見11号①濱田5号①

 

打点

(C)菊池涼①マクブルーム①曾澤①

(S)青木②村上②塩見②内山①濱田①

 

投手

※数字は自責点

(C)九里⑤-矢崎②-森-森浦①

(S)石川③-清水-大西

 

先発、九里は4本の本塁打を浴びるなど乱調で5回5失点。

打線は初回に2点先制も以降は繋がらず3得点に留まる。

連日の大敗でカード3タテを喫し5連敗。

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昨日の曇り空とは一転して晴れ渡った神宮球場

なんですが、買ったビールもすぐに温く感じてしまうような大変な日差しと暑さで過酷な状況下での観戦となりました。

もっとも、試合の方はもっと過酷でしたが…。

大瀬良大地、森下暢仁が立て続けに試合を作れず2連敗を喫したこのカード。

せめて一矢を報いるべく九里亜蓮を先発に立てて今季1カードに主戦格の3投手全てを投入する形になりましたが、結果は5回5失点。

走塁ミスがありながらも、幸先よく初回に2得点したにも関わらずこれではお話になりません。

3投手共に開幕当初からローテーションを守り続けて来てくれましたが、打線の援護が無くリリーフ陣もほとんど整備されていない状況に加えて代え時が遅いベンチの影響もあって既に疲労は限界に達しているのは明らかです。

今の彼らにはQSを何とか守ってくれる事を祈るぐらいしか出来ないでしょう。

広島県民なら誰でも知っている毛利元就の逸話に「三矢の教え」というものがありますが…いくら3本束ねて見ても1本1本が折れかかっているようでは簡単に折れるという事です。

 

一方で打線に目を向ければ幸先よく先制したものの以降はいつも通りの繋がらない攻撃に終始。

今日は2番に人気者・中村健人を投入しましたがかえってブレーキになっただけで、どこで誰が出ても得点は取り放題な相手チームとの選手個々の実力差を思い知らされるだけでした。

かといって二軍を見てもいずれも低レベルの選手しかおらず誰も上がる事が出来ない選手ばかり。

打線に関してはもはや万策尽きたといったところです。

ここまで来て球団からはトレードどころか、新外人獲得の話すらないのはもはや立派な職務放棄と言えるでしょう。

「勝つための努力を惜しまない」

これだけのファンがビジターに駆け付けてくれている状況でそれは当たり前の事の筈ですが…。

メンバー入りしている選手の一人一人が立派なプロ意識と責任感をもっていた相手チームとは真逆で残念ながらこのチームにはそんな人間はフロント、指導者、選手のうちただの一人もいないという事を改めて実感します。

そういえば今日は観戦に誘った友人の椰子くん(仮名)が台湾から来た客人も呼んでくれました。

その客人。

聞けば野球観戦は人生初だそうで、色々と日本の野球についても興味を持ったようで質問をしてきてくれたりカンフーバットで応援をしてくれたりもしました。

しかし、それがこういう内容と結果の試合になると大変申し訳ない気持ちになりますね…。

せっかくなのでカンフーバットは記念として持って帰って頂きましたが…彼が再びそれを持って観戦に訪れた際は一人ぐらい赤い方のチームにプロ意識のある人間がいる事を祈ります。