06/28(土)●「梅雨明けだけど嵐の到来」(カープ2022)
10回戦(1勝8敗1分)
勝利投手 小川5勝3敗
敗戦投手 床田7勝3敗
セーブ投手 マクガフ23セーブ
(C)-
(S)村上27号③オスナ8号①
打点
(C)上本①曾澤②
(S)山田①村上③山崎①オスナ①
投手
※数字は自責点
(C)床田④-菊池保①-松本①-藤井
(S)小川③-大西-梅野-清水-田口-マクガフ
先発、床田は5回まで1安打の好投も6回に村上に逆転3ランを浴びて4失点で降板。
打線は4回裏に上本、曾澤の適時打で3点先制も以降は沈黙。
リリーフ陣も打ち込まれて惨敗を喫して連勝が5で止まる。
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先週は思いもよらない5連勝を飾り勝率5割に一気に復帰したカープ。
その興奮も冷めやらぬ昨日には今季シンシナティレッズを解雇となり国内復帰を模索していた秋山翔吾が縁もゆかりもなければたいして好条件でもないカープへの入団が決定するという衝撃的な大ニュースも駆け巡り、私も含めたファンは勿論、秋山と交渉をしていた当の本人である筈の鈴木清明球団本部長ですら滑稽なほど狼狽する姿が野球ファンの笑いを誘ったものでしたが…。
そんな吉報とは関係なく梅雨明けと共に迎えた首位スワローズ戦との対戦では見事なまでに現実を思い知らされる事となりました。
ここまで週末の連敗を4週連続でことごとく止めてチームの崩壊を防いでくれた床田寛樹でしたが、今日は逆に連勝を止める結果になってしまったのは残念です。
もっとも、その床田は5回裏まで強烈極まりないスワローズ打線相手に僅か1安打と安定した素晴らしい投球。
村上宗隆に3ランを浴びるなど6回に一挙4失点で試合をひっくり返されたものの内容を見れば山崎晃太郎への四球はかなり際どいものでしたし、山田哲人に打たれた適時打も打ち取った当たりだけに不運としか言いようがありませんでした。
そもそも、今の絶好調の村上相手では恐らく誰がどんなボールを投げても結果は同じだったでしょうし、強いて言うなら床田の相手がカープ打線であれば普通に完封すら出来たかと思えます。
そうである以上は、この結果は仕方ないという事です。
そして、この床田ですら勝てなかったのですから、もうどうやってもカープが今季スワローズ戦相手に勝つ事は無いでしょう。
改めてスワローズ打線を見ていると力強さは勿論ですが、状況に応じて冷静にボールを見極めるインテリジェンスからして、得点圏に走者がいようがいまいが適当にバットを振り回す選手しかいないこのチームなどと圧倒的な差を感じざるをえません。
上記の四球を選んだ山崎の打席からしてもバレーボールにもジャストミートしないであろう小園海斗辺りだと100%空振り三振を喫していたでしょう。
結局、そういう現実を見せつけられた以上は私たちが出来る事はただ一つ。
観測史上最も短命に終わった梅雨明けと同時にやってきたスワローズ戦と言う名のこの嵐の前に無様に負け続けるチームを眺めながらただただ耐えるしかありません。
…交流戦の時のように。