13回戦(10勝1敗2分)
勝利投手 アンダーソン3勝2敗
敗戦投手 桐敷3敗
セーブ投手 栗林1敗17セーブ
(C)マクブルーム10号①
(T)-
打点
(C)マクブルーム①松山②
(T)-
投手
※数字は自責点
(C)アンダーソン-栗林
(T)桐敷①-ケラー-岩貞-アルカンタラ-加治屋②-石井
先発アンダーソンは安定した投球を続けて8回を9奪三振4安打無失点で投げ切る。
打線はマクブルームの先制弾以降は拙攻で9回表に松山の適時打で追加点。
最終回は栗林が締めて逃げ切り勝利。
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明らかに実力的には相手の方が上にも関わらず、奇妙なまでに続いた対阪神戦の開幕連勝が途絶えたカープ。
しかし、今日に関しては今季のこれまでのような奇妙な接戦を制する展開となりました。
前回登板ではぶっちぎりで首位を独走するスワローズ相手に試合を作るという意外な活躍を見せたものの勝ち星からは1ヶ月以上も遠ざかり完全に期待外れの投手に成り下がっていたドリュー・アンダーソンでしたが、中村健人の大ファインプレーに助けられる事などもあったものの総合的に見れば最後の最後まで安定した投球を披露してくれました。
正直、7回表に2死1塁2塁の場面で彼に代打を出さずに続投させたのは明らかな失敗であり、逆転負けは確定にすら見えましたが…その後もしっかりと投げ抜いて来日以降最長の8回無失点と素晴らしい結果。
ただ、上記の通りこういうところでしっかりと攻守で戦力を投入出来なかった以上は、今後もこのチームで継投失敗は続く事かと思えます。
要するに采配面でいえば単なる偶然の産物という事です。
一方、昨日同様に滅多に出ない本塁打が出ても以降が続かないという状況の打線。
ライアン・マクブルームが見事な本塁打で先制点を挙げて以降はプロ未勝利の桐敷拓馬相手に全く得点の気配すらしませんでした。
9回表に漸く5番手の加治屋蓮を捕まえて難産の追加点を得る事が出来ましたが、それに至る過程も無死1塁3塁からスクイズ失敗に三振で2死となった後に松山竜平の適時打が漸く生まれるというグダグダそのもの。
特にカープファン界隈では明日のドラゴンズ戦で一軍に合流する事が確実視される秋山翔吾に代わって落とされる外野手が誰なのかという事が話題ではありますが、ここ2試合の低調ぶりを見れば私に言わせれば候補は全員と言い切って良いほどの酷さです。
マクブルームの先制弾にアンダーソンの好投と攻守両方の助っ人の活躍で勝利を収める事は出来ました。
しかし、それ以外の部分では見るべきものがあった試合かと思うと甚だ疑問ではあります。