吹けよ風!打てよアレン!!

カープと趣味の日記

07/08(金)●「『カープの秋山』は実在した!」(カープ2022)

中日ドラゴンズ9-2広島東洋カープ

12回戦(57)

バンテリンドームナゴヤ

 

勝利投手 松葉43

敗戦投手 大瀬良75

 

本塁打

(C)-

(D)-

 

打点

(C)秋山①マクブルーム①

(D)ビシエド③大島①岡林①高橋②松葉②

 

投手

数字は自責点

(C)大瀬良⑥-藤井-ケムナ①-松本①

(D)松葉②--根尾-タバーレス

 

先発、大瀬良は初回から失点すると以降も滅多打ちにあい37失点でノックアウト。

打線はマクブルーム、秋山の適時打で一時1点差に迫るも以降は沈黙。

中盤以降もリリーフ陣が打ち込まれて大敗を喫する。

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元他球団の看板選手が全く縁もゆかりもなかったカープに他の魅力的なオファーを断ってまで入団する…。

一か月前では球団関係者も含めて誰一人信じなかったであろう出来事でしたが、その当人である秋山翔吾がこの試合で遂に一軍への合流を果たす事になり試合前の前日から奇妙なまでの高揚感を抱いていたファンは私だけではなかったでしょうが…。

 

それだけの試合当日の昼に発生した我が国戦後憲政史上最悪とも呼べるテロ事件には冷や水を浴びせられたような気分にはなりました。

戦後としては初めてテロで命を落とした総理大臣経験者となった安倍晋三元首相は改憲にも核武装にも反対である私にとって思想信条的に相容れる政治家とは言えませんでしたが…そういう考えの人間からしてもこの事件には大変衝撃を受けましたし、本人やご遺族、支持者の方々への同情も感じています。

野球関連で安倍元首相を思い出すのは9年ほど前に偶然入手していた東京ドームでの読売戦が松井秀喜氏と長嶋茂雄氏の国民栄誉賞受賞の表彰式となった試合。

当時、両氏の国民栄誉賞授与を決めた首相としてプレゼンターとして登場したのが安倍元首相でした。

カープファンでも読売ファンでもない微妙な立場での登場であり、受賞に関する議論もかなりあったように記憶していますが、当時は政権奪還直後で心身ともに充実していたようで、とても溌溂とした態度で長嶋・松井両氏を称えていました。

あの時の姿を思い出すと今日起きたこの事態は未だに信じがたいものがあります。

私たちがこうしてプロ野球を楽しめるのは他国との程度の違いこそあれ、この国が平和で自由である事が前提なのは言うまでもありません。

その根幹を成す国政選挙期間中に起きた蛮行に対して、平和と自由を享受する国民の一人として改めて暴力で何かを解決しようとするのは間違っているという事を私は改めて選挙への投票などの形で示したいと思います。

 

上記の通りプロ野球界にも影響を残した人物の死に他球場同様に何となく落ち着かない雰囲気で始まったこの試合。

3番左翼でスタメン出場を果たした秋山翔吾2打席目に移籍後初安打に初打点を記録し更に2安打目も記録。

実力的には申し分ない選手ですが実戦から離れ過ぎていた事からいきなり活躍は難しいのではと思っていただけに期待以上に素晴らしい活躍。

今日の試合のハイライトは「カープ秋山翔吾」の実在が明らかになった事のみと思っていたのですが、それ以上のものを見せて貰えたように思えます。

 

しかし、その秋山加入と活躍の高揚感にひたすら水を差し続けたのはチームのキャプテンらしからぬ酷い投球に終始した大瀬良大地でした。

今季は既に7勝を挙げているとはいえ、良い投球と悪い投球の落差が酷すぎる投手ですが今日はまさに最悪を尽くしていたと言って良いでしょう。

しかも、相手チームが連敗中である事に加えて、打線が今週はこの試合まで3試合に渡って1本も適時打を放ってすらいなかったという事を考えると猶更です。

本当に今日の彼には失望しました。

 

また、それに加えて試合序盤からまるで河原で石投げをして遊ぶ田舎の小学生の如く考えなしに無謀な本塁送球を繰り返してかえってピンチを広げると言う頭の悪い守備を見せ続けた上本崇司と中村健人もはっきり言って不快でした。

 

確かに「カープの秋山」は実在しました。

しかし、それを得た筈のチームメイトたちがこういう低レベルな選手たちばかりでは他球団に比べて決して魅力的とは言い難いオフォーを受けてまで来てくれた選手はどう感じるでしょうか?

もう少しそういう事を考えてプレーした欲しいものです。