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カープと趣味の日記

08/11(木)○「理想的に過ぎる」(カープ2022)

広島東洋カープ6-3東京ヤクルトスワローズ

18回戦(6勝11敗1分)

MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島

 

勝利投手 野村2勝1敗

敗戦投手 サイスニード6勝4敗

セーブ投手 栗林1敗22セーブ

 

本塁打

(C)西川7号③

(S)サンタナ12号①村上40号①

 

打点

(C)西川③小園①曾澤②

(S)サンタナ①村上①

 

投手

※数字は自責点

(C)野村-中崎①-一岡-矢崎-ターリー①-栗林

(S)サイスニード④-久保-山本-金久保

 

先発野村は毎回安打を浴びながら5回1失点で降板。

打線は3回までパーフェクト投球を許すも4回裏に西川の本塁打で先制。

6回に1点差に詰め寄られるも追加点を挙げて突き放しカード3連勝。

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昨年含めてここまで完膚なきまで叩きのめされていたスワローズ相手の本拠地でのカード。

そこでまさかの勝ち越しを決めた後の今日の先発はローテーション投手不足を受けてマウンドに立つ野村祐輔ですから全く期待などできませんでした。

また、仮に野村祐輔が何とか5回まで投げ切れたとしても森浦大輔を欠く今のカープブルペンが残り4イニングを抑えきれるとは到底思えません。

更にいえば相手先発は今季カープ相手に防御率0点台と部類の強さを誇るサイスニードですから大量得点を期待するのも困難でした。

はっきり言って今日の試合はカード勝ち越しを決めた後であった事が良かったと思える程度の勝ち目のある試合ではありませんでしたが…正直、こうも全て上手く回ったのが不可思議にすら思えます。

 

まず、先発の野村祐輔は毎回安打を背負う投球でいつ失点をしても何ら不思議ではありませんでしたが、連敗脱出に焦る相手打線をのらりくらりと交わしていくようにここぞの場面を見事に抑えてくれました。

5回表に会澤翼の幼稚極まりないミスで失点を喫してしまいましたが、予定通りの5イニングを1失点と上出来の結果。

なにより、あの完全無敵でどう考えてもホームランを打たれる絵しか浮かばなかった村上宗隆を2打席連続三振で切って取るのは大きな驚きです。

 

サイスニードに3回までパーフェクト投球を許していた打線も4回裏に野間峻祥の初安打をきっかけに好機を作り、四番に座った西川龍馬の本塁打野村祐輔が耐えているうちにまとまった先制点というこれまた理想的な展開を見せてくれました。

西川はこれが3試合連続で4番に座っての打点も記録。

明日以降は一軍復帰したブライアン・マクブルームのコンディション次第では下位に下がるでしょうが…はっきり言って四番に向いている選手とは思っていなかっただけに見事に代役としての結果は残してくれたのは見事です。

更にいえば野村祐輔からマウンドを引き継いだ中崎翔太があっさり打たれて1点差に迫られた直後に小園海斗と会澤翼の適時打で突き放したのもまた理想的。

曾澤は上記の通りパスボールに相変わらずの走られたい放題と捕手としては全く見るべきものがありませんでしたが、打者としては決定的な活躍を見せてくれました。

打線が先制点と追加点を良いタイミングで取ると、投手陣も先発が及第点の活躍を見せて、リリーフ陣も何とか耐え抜いてくれるという不利な状況と思われた試合において理想的過ぎる展開で勝利を掴む事が出来ました。

ついでにいえば「マツダスタジアム大好き」な村上のプロ野球史上最年少の40本塁打到達も見る事ができましたから、今日球場に行けた方は本当に運が良かったと言えるでしょう。

 

まあ、私のようなひねくれたファンにすれば、理想的過ぎてかえって気味が悪いほどなのですが…