08/13(土)●「歯抜けの櫛」(カープ2022)
20回戦回戦(10勝10敗1分)
東京ドーム
勝利投手 直江1勝1敗
敗戦投手 遠藤3勝6敗
(C)坂倉9号①
(G)ポランコ18号①大城11号①
打点
(C)坂倉①
(G)重信①中田①ポランコ①大城①
投手
※数字は自責点
(C)遠藤③-コルニエル-フランスア-一岡
(G)直江-高梨-赤星-今村-大勢
先発遠藤は初回に2失点を喫すると4回のも打ち込まれて4失点で降板。
打線は相手打線を上回る8安打も繋がらず坂倉の本塁打の得点に留まる。
守備でもミスが頻発し攻守で奮わず連勝が4で止まる。
------------------------------------------------
暴風域がないとはいえ関東に台風が直撃して大雨に見舞われている最中で行われたこの試合。
ここ最近は明らかな不振で昨日も無様な投球を見せた大瀬良大地がようやく登録抹消になった事もあり、先発ローテーションは後半戦が始まってから半月程度でその半分が消滅した事となりました。
こういう「歯が抜けた櫛」のような状況になるとますます前半戦で飛躍のきっかけを掴みつつあった遠藤淳志に期待を掛けざるを得なくなってしまうのですが…今日の結果と内容を見るとそれも儚い願いであったと言わざるを得ません。
初回の失点のきっかけは小園海斗の失策によるものとはいえ4回終わって4失点では今後も先発としての飛躍を期待するのは当面困難なように思えます。
現在、あれだけ前半戦で圧倒的だったスワローズが苦しんでいる事と併せてやはりコロナ禍による登録抹消を挟んでのコンディション調整は非常に難しいという事が改めて分かります。
一方で、もはや今季は存在すら忘れていたファンが大半だったでしょうが…ひっそりと一軍に帰還したドミニカ勢が登板したリリーフ陣は昨日に続いて無失点で凌いでくれました。
連勝中も含めて先発がまともにQSすら達成できない試合が大半であるこの後半戦で負担が大きく増してはいますが、そこは適宜入れ替えつつ今日のように凌いでチャンスを待ってくれるのを期待するしかありません。
もっとも、ロベルト・コルニエルはともかくヘロニモ・フランスアについては結果的に抑えたというだけで内容的には全く説得力のある投球ではありませんでしたが…。
昨日は終盤まで粘って劇的な逆転に成功した打線でしたが今日は僅か1得点と言うこれまた残念な結果。
しかし、その1得点はここ最近は連勝していたチームと反比例するかのように不振が続いていた坂倉将吾によってもたらされたもの。
しかも、この久しぶりの快打は好投手である翁田大勢から放ったものですから、相変わらず秋山翔吾やブライアン・マクブルームらの中軸が好調を維持している事と併せて前向きに捉えていきたいものです。
とはいえ、打線が仮に繋がったとしてもこのカードのように先発が必要最低限の仕事が出来ないようではそれも意味がないのですが…。