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カープと趣味の日記

09/21(水)○「勝利への前提が崩れても」(カープ2022)

阪神タイガース4-10広島東洋カープ

24回戦(14勝8敗2分)

阪神甲子園球場

 

勝利投手 松本4勝2敗

敗戦投手 岩貞2勝1敗

 

本塁打

(C)坂倉15号①小園7号②

(T)梅野4号①

 

打点

(C)坂倉①小園②マクブルーム③上本①菊池涼①西川②

(T)佐藤②梅野①

 

投手

※数字は自責点

(C)森下②-森浦①-ターリー-矢崎-ケムナ-松本-栗林

(T)伊藤④-西純-島本-ケラー-湯浅-岩崎-岩貞④-加治屋

 

先発森下は初回に2失点を喫すると5回にも失策絡みで失点を喫し3失点で降板。

打線は2回表に坂倉、小園の本塁打で逆転も以降は10回まで無失点。

6回裏に森浦が同点弾を浴びるも延長11回表に集中打で6点を挙げ勝利。

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戦前から大変苦しい展開が予想される試合ではありました。

前回、最下位のドラゴンズに持てるリリーフ陣を全てつぎ込んだ挙句、惨敗して即日移動でビジターでの試合。

日程に余裕がある為、全ての試合で投手陣をフルで投入する事は可能とはいえ、現状チームでもっとも優秀なリリーバー2人がいずれも2イニング投入した事もあり疲労は軽視できない状況と言えるでしょう

それに加えて今日は先日現役引退を表明した糸井嘉男引退試合が設定されたのも仕方ない事とはいえ試合の状況によっては微妙に働く可能性も考えられました。

 

こうなると今日の先発である森下暢仁には大きな期待を込めざるを得なかったのですが…その森下が前回に続いて今日もピリッとしません。

初回に四球を連発した挙句佐藤輝明に痛打を許し失点を喫すると言う前回の九里亜蓮同様に冴えない立ち上がり。

直後に味方を何とか試合を立て直しかけましたが、「現代の超人」こと糸井の現役最後の打席に安打を許した事に加えて菊池涼介の失策もあり失点を喫して降板。

先発が試合を作れず、その後を託されたどこで転ぶか分からない脆弱極まりないリリーフ陣も2番手森浦大輔があっさり同点弾を許すという苦しい展開。

更に相手チームはローテーション投手の西純矢を投入するなど質・量ともにこちらを上回る投手陣を投入して来た事もありどう考えても終盤に耐えられず敗れるという結果が待っているだけにしか見えませんでした。

しかし、終わってみれば11回表にそこまで全く相手リリーフ陣の前に無力であった打線が一挙6得点の大量得点で勝ち越すという結末。

この時の攻撃も素晴らしいものでしたが、それと共に特筆すべきは昨日同様に苦しい展開に関わらず耐え抜いたリリーフ陣でしょう。

特に昨日は栗林良吏共々、2イニングを投げて翌日にも関わらず3者凡退で抑えた矢崎拓也は驚異的な働きと言って異論のあるファンはいないかと思います。

また、ルーキーながら昨日に続いて「打たれたら負け」のギリギリの場面で抑えている松本竜也も次いで注目されるべきでしょう。

先発が試合を作り切れず打線も中盤以降は沈黙という勝利への前提が崩れた昨日と同じ状況で首の皮一枚繋がった要因はやはりこの部分にあります。

しかし、その頑張りに期待し続けるのも困難なのも確かですから、残り3試合で当初予定していた通りのプラン通りの試合を何とか実現して欲しいものです。