2回戦(カープ1勝1敗)
勝利投手 森下2勝1敗
敗戦投手 石川3勝2敗
セーブ投手 島内1勝1敗2セーブ
(C)-
(H)-
打点
(C)西川②森下①田中①
(H)三森①中村①
投手
※数字は自責点
(C)森下-ターリー-矢崎②-島内
(H)石川②-嘉弥真②-尾形
先発森下は序盤のピンチを切り抜けると以降は安定し7回無失点の好投。
打線は初回に西川の適時打で先制し5回裏に森下のスクイズで追加点。
9回表に矢崎が打ち込まれるも島内が凌いで4年ぶりのホークスからの勝利で連敗を止める。
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例年と代わり映えのしない試合の繰り返しで4試合目にして交流戦の「定位置」である最下位に転落したカープは今日も全く勝ち目のなさそうなホークスとの1戦。
西川龍馬の適時打で幸先よく初回に先制はしたものの以降はいつも通りの貧打と拙攻の繰り返しでどう考えても昨日と同じような結末が待っているようにしか思えませんでした。
しかし、それを見事に阻止して見せたのが森下暢仁の活躍でした。
先週のスワローズ戦で待望の今季初勝利を挙げたこの右腕は投げては7回無失点、打っては1打点含む2安打とまさに大車輪。
中盤までに僅差の展開に先発が耐えきれずに一気に試合の流れを持っていかれるという展開が占めている最近のカープの戦いぶりから考えると失点を喫しないばかりか自ら貴重な追加点を…しかも犠打が下手くそな選手ばかりが居並ぶチームにあってスクイズで決めるというのは驚異的ですらあります。
今のカープで同じような働きが出来る先発投手など彼ぐらいですからまさに今日の試合は森下が先発だったからこそ勝てた試合と言えるでしょう。
相変わらずの低レベルな三塁守備を見せる林晃汰を始めとして守備の面でも野手陣は足を引っ張っていた訳ですし…
しかし、森下の頑張りもあり何とか4点のリードを得た9回表に大波乱が待っていました。
満を持して登板した今季僅か1失点しか喫していない矢崎拓也が大乱調で1死も取れずに降板という予想外の事態。
ここまで安定した投球を披露してくれていた矢崎ですが、今日のところはこんな事もあると思うしかないでしょうし、むしろ、こういう事態にも関わらずしっかりと抑えた島内颯太郎を讃えるべきでしょう。
惨め極まりない前任監督が任期中にバファローズと共に全く勝利する事が出来なかったチームになんと4年ぶりの勝利を得る事が出来ましたが…森下の驚異的な活躍への賞賛と共に改めてクローザーという仕事は難しいという感想が最後には残りました。