吹けよ風!打てよアレン!!

カープと趣味の日記

6/6(火)○広島から「広島」へ(カープ2023)

北海道日本ハムファイターズ2-3広島東洋カープ

1回戦(カープ1勝)

エスコンフィールドHOKKAIDO

 

勝利投手 栗林1勝5敗7セーブ

敗戦投手 宮西1敗1セーブ

セーブ投手 矢崎3勝6セーブ

 

本塁打

(C)-

(F)松本剛2号②

 

打点

(C)堂林①西川①松山①

(F)松本②

 

投手

※数字は自責点

(C)大瀬良②-栗林-島内-矢崎

(F)上原①-池田-宮西②-玉井-河野

 

先発、大瀬良は7安打を浴び2回以降走者を背負い続けるも6回2失点試合を作る。

打線は序盤からの好機を活かせず7回まで1得点の拙攻も8回表に西川と松山の適時打で逆転。

リリーフ陣も無失点で抑えてカード初戦を制する。

栗林がプロ入り初勝利を記録。

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明治時代に広島市段原出身の和田郁次郎らが開墾して誕生したという経緯もあり、広島市及びカープとも長い交流の歴史がある北海道北広島市

その場所に新築されたマツダスタジアム以来、NPBでは実に14年ぶりの新球場となったエスコンフィールドHOKKAIDOにいよいよカープも初見参です。

広島から移動して「広島」での遠征というのも何とも奇妙な気分ですが、新しいスタジアムを楽しむために遥々広島や関東などからはせ参じたカープファンも相当数いたようで何よりです。

 

しかし、試合自体はそんな爽やかさとは程遠い終始重苦しい雰囲気の試合になったように思います。

先発の大瀬良大地は初回以降、毎回走者を背負い最終的に7安打を浴びると言う散々な内容。

結果的に失点は3回裏に松本剛に浴びた2ランのみでしたが、その後もあわやホームランという当たりを浴びたりアリエル・マルティネスにぶつけて負傷退場させたりと酷いものでよく2失点で済んだのが不可解としか思えないものでした。

ここまで3試合連続QSながら3連敗中と勝ち星から遠ざかっている状況を表すようで典型的な勝てない投手の投球ではありましたが、逆に言えば悪いなら悪いなりにまとめる事が出来たとも言えそうです。

少なくとも6回まで彼が何とか持ちこたえてくれなければ勝利はおろか一方的な試合になっていた事を予想するのは難くないでしょう。

 

一方、打線は8回裏に2死から作った好機で西川龍馬の適時打で追いつき松山竜平の打ちそこないがポテンヒットになるという幸運もあり最終的に逆転する事ができましたがそこ以外は全く持って先週同様に酷いものでした。

大きすぎる期待とは裏腹に、春先の田村俊介と同じく結局のところ何も印象を残すことなく二軍落ちになった中村貴浩に代わって特に誰も待望なんてしてなかったであろう野間峻祥が昇格して即スタメン出場を果たし、退屈で惨めな中堅選手が増えただけの打線は案の定機能しませんでした。

足を絡めるでもなく堅実でもなく長打もないと、オフェンス面では見ていてひたすらイライラするだけの本当に本当につまらないチームであるという事実を見せつけられただけで、試合結果をもってしても暗い気持ちしかしません。

 

一方、7回表に1イニングを無失点で抑えた栗林良吏は期せずしてプロ入り初勝利を飾る事になりました。

実に3年目でこれが116試合目。

カープで初登板からの初勝利が長かったリリーフ投手で思い浮かぶのは清川栄治氏ですがその清川氏ですら109試合目で初勝利ですので大変珍しい記録と呼べるでしょう。

ここまで不振が続く栗林にとってこの勝利が巻き返しのきっかけになればと思うファンは多いかと思いますが…残念ながら今日の投球内容を見る限りだと難しいと言うのが個人的な感想です。

あまりにぎこちないその投げっぷりは明らかに下半身にコンデション不良を抱えているのがありありと感じられてむしろ、監督やコーチは彼のどこを見て「試合に出しながら調整できる」と判断したのか理解できません。

この調子だと遅かれ早かれ再び決定的に打ち込まれるのはまず間違いないかと思えます。