3回戦(カープ2勝1敗)
勝利投手 九里2勝4敗
敗戦投手 鈴木1勝2敗
セーブ投手 栗林1敗16セーブ
(C)末包5号①
(F)-
打点
(C)末包②秋山①
(F)水谷①
投手
※数字は自責点
(C)九里①-島内-栗林
(F)鈴木③-生田目-畔柳-ザバラ
先発九里は序盤から安定した投球で7回1失点の好投。
打線は初回に末包の本塁打で先制するなど序盤に3得点も以降は沈黙。
僅差のリードを投手リレーで最少失点で守り抜き連勝でカード勝ち越し
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昨日は試合終盤に入って久しぶりにまとまった得点が入ったカープでしたが、今日は序盤に得点を重ねる事が出来ました。
初回に末包昇大が4番打者としては初の本塁打を放ち2点を先制すると2回裏には秋山翔吾の犠飛で3点目。
これで打線は一気に勢いに乗った…という事もなくその後は普通に貧打を重ねて結局、得点はここまででした。
更にいえば野手による適時打0は更に継続中と繋がりに欠けて相手の自滅かまぐれ当たりに期待するしかないという状況に何ら変わりはありません。
一方、前回登板時はさほど得意でない打撃で2打点に6回無失点の好投と涙ぐましい努力を見せながら白星を奪われた九里亜蓮は安定した投球を見せてくれました。
少々疲れが見れた7回表こそ失点を喫しましたが、最終的には被安打4に1失点とまたしても勝利に十二分に値する好投。
島内颯太郎と栗林良吏で逃げ切りに成功し、ようやく今季2勝目を得る事が出来たのはなによりです。
今季のカープといえば森下暢仁、床田寛樹、大瀬良大地と防御率1点台の投手が居並ぶ状況で現状、開幕投手を務めながら九里は成績のうえでは4番手に位置している形ですが、それでも防御率は今日、2.95でQS率は70%と他チームと比較しても主戦投手クラスの数字が並びます。
カープは現状、12球団トップのQS率と分厚い先発ローテーションがAクラスの原動力となっていますが4番目の成績の投手でこの数字なのがそれを裏付けているというものです。
また、最近は打ち込まれる場面が少なくない島内が今日はしっかりと無失点で抑えたのを始め、ブルペンも何とか踏み止まってはいますがこういう戦い方が年間通してできる物ではありません。
何より上記のようにまともに適時打も打てない打線では多くを望むのは難しいでしょう。
一応、昨日連敗を止めたうえで今日は連勝とカード勝ち越しを決めてはいますが、このアンバランスさを見るにつけてチーム状態が上向く予感はさほどしません。