2回戦(カープ1勝1敗)
ベルーナドーム
勝利投手 隅田4勝5敗
敗戦投手 森下5勝3敗
(C)-
(L)-
打点
(C)-
(L)元山①西川②中村①陽川①
投手
※数字は自責点
(C)森下⑤-栗原-河野
(L)隅田
先発森下は4回まで無失点も5回裏に打者一巡の猛攻を受けて5失点で降板。
打線は散発4安打の拙攻で無得点に終わる。
先発が崩れ今季11度目の完封負けで連勝が止まる。
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床田寛樹の好投と矢野雅哉などの再三の好守で貧打ながら何とか辛勝を収めた昨日と同様の展開でしたが試合が大きく暗転してしまいました。
先発の森下暢仁は今季ここまで最大でも2失点と抜群の安定感を誇り、目下19イニング連続無失点を継続し今日も4回まで全く危なげない投球で記録は23イニングにまで伸びていました。
その矢先の5回裏に2死から相手チームに6試合ぶりの先制点を許すと以降も打ち込まれてまさかの打者一巡の猛攻を受けて5失点降板と大変残念な結果。
もっともこれはそれほど予想外な事ではなかったと思います。
この森下に限らず今季のカープ先発陣は球団史上最弱とも呼べる酷い打線のせいで常に援護がほぼ皆無の状態で投げ続けているケースが多くなっています。
更にいえばチームが勝利したとしても自身の白星にはならないという事も多々あります。
こういう余裕のない極限の状態で投げ続ける事によって投手がかえって安定を欠いてしまう事は起こり得る事で、それは森下のような素晴らしい投手でも例外ではありません。
また、そうである以上はこのような展開の試合は今後、激増する事が予想されます。
一方で打線は昨日に続いて今日も拙攻で相手先発の隅田知一郎に100球未満での完封いわゆる「マダックス」を許すと言う今季屈指の酷さ。
何の予備知識もない人が見て相手チームと一体どちらが大型連敗中なのか分からなかった事でしょう。
再びバットの振り方すら忘れてしまったかのような選手だらけでこの状態から復調する事は正直想像がつきません。
今日のカープの敗因が「床田寛樹を指名打者で起用しなかったから」とか「指名打者解除して森下を打席に立たせなかったから」と言ってもさほど暴論ではないかと思えます。