3回戦(カープ2勝1敗)
勝利投手 九里3勝4敗
敗戦投手 ボー・タカハシ1勝5敗
(C)-
(L)-
打点
(C)矢野②松山②大盛①
(L)
投手
※数字は自責点
(C)九里
(L)ボー・タカハシ②-ヤン-平井③-豆田-中村祐太
先発九里は序盤のピンチを切り抜けると以降は安定して9回を130球で投げ抜く。
打線は4回表に矢野の適時打で先制すると7回表に松山の適時打で突き放す。
九里は最後まで得点を許さず完封勝利で球団通算10000試合目を勝利で飾る。
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今日はかつて衣笠祥雄が1987年に2131試合連続出場の当時の世界記録を更新した「鉄人の日」。
そして、カープ球団の公式戦通算10000試合目の節目ともなる試合が行われた日ともなりました。
市民球団として誕生した広島カープが初の公式戦に望んだのは1950年3月11日の平和台球場で対戦相手はたった1年だけ存在した西日本パイレーツというチームでした。
その試合を5-6で敗れて幾星霜を経て節目の試合を迎える事となったのですが、先発の九里亜蓮が持ち前の向こうっ気の強さを発揮してくれました。
初回に味方失策と四球で作ったピンチを切り抜けると以降は安定した投球で3回以降は2塁すら踏ませない力投。
7回にようやくまとまった援護点を得てからマウンドを最後まで下りずに130球を投げ抜いて今季初の完封勝利と2連勝を飾る事となりました。
先週、同期入団の大瀬良大地が球団史上5人目のノーヒットノーランを達成した事が大きな刺激になったのかもしれません。
また、開幕投手を務めたもののここまで苦しい投球が多かっただけに嬉しい気持ちになりますね。
一方、ここまで先発投手の頑張りに引っ張られるだけで、昨日も「マダックス」をあっさり決められるなど、とにかく得点が取れない打線は今日も低調な出来。
中盤4回表に好守での活躍が光る矢野雅哉によるこのカードでチーム初の適時打で先制したものの、6回表には1死2塁3塁から追加点を挙げられないという酷さ。
7回表に松山竜平の待望の得点圏での長打でようやく突き放す事ができましたが、13安打で5点はかなりの効率の悪さで、結局九里の力投が無ければこれだけの得点は生まれなかったとも言えそうです。
とにかく九里がマウンドで頑張っているうちに得点が出来て安堵しました。
チームはこれで球団史上10000試合目の節目を勝利で飾ったほか、これで交流戦は3カード連続の勝ち越しで2年連続の勝率5割以上まであと1勝と迫りました。
とはいえ、現状を見ると攻守で戦力にばらつきが顕著で週末は大きく崩れる不安はやはり拭えません。
何とか勝ち越しを維持して広島に戻りたいものです。