1回戦(カープ1勝)
勝利投手 森浦1勝
敗戦投手 宋家豪1勝2敗
セーブ投手 ハーン1セーブ
(C)-
(E)-
打点
(C)矢野①
(E)-
投手
※数字は自責点
(C)大瀬良-島内-栗林-森浦-ハーン
(E)早川-宋家豪①
先発大瀬良は7安打を浴びるも粘りの投球で7回無失点の好投。
打線は9回まで3塁すら踏めない拙攻。
リリーフ陣が無失点で抑えて迎えた11回表に矢野の犠飛で勝ち越し連勝。
ハーンが来日初セーブを記録
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今季の交流戦では全カード勝ち越しかつセリーグ上位の読売と阪神をいずれもスイープと当たるべからずの勢いを誇るイーグルスと今日から杜の都での3連戦初戦。
先発は前週に球史に燦然と輝くノーヒットノーランを達成した大瀬良大地でしたが、今日は圧倒的だった前回とは異なり我慢の投球でした。
初回にいきなり長打を浴びて自らのエラーで2死1塁3塁に加えて3回裏には3連打で1死満塁と序盤はピンチの連続。
しかし、ここで粘り強く抑えるのが今季の彼の真骨頂とも呼べますので今日の試合はある意味では前回以上に大瀬良らしさが出ていた試合のように見えます。
結果的に7回を無失点投げ抜く素晴らしい結果で、防御率は遂に0点台と驚異的な領域に突入。
一方で前回より援護は無く勝ち星が得られなかったのが本当に残念です。
というより大瀬良が降板した時点で試合に興味を無くして視聴を止めてしまっていました。
一方で、打線は相変わらずの酷さで相手先発の早川隆久に延長10回まで4安打で3塁すら踏めないという体たらく。
一応、「右対左」だからと特に考えも無しで適当にスタメンにチョイスした二俣翔一が2安打という活躍は見せましたが、その程度では打線全体で見て起爆剤になったとは言い難いように思えます。
最終的に延長11回表はこの二俣の安打から犠打と代走羽月隆太朗の見事な三盗の末に矢野雅哉の犠飛という一見、昭和さながらの玄人好みな形で待望の勝ち越し点を得ましたが今の打線の力ではこういう変則的なやり方でしかもはや得点が出来ないと改めて思えます。
これを考えると今日の試合結果次第では交流戦優勝の可能性もあった相手チームの勢いに序盤から押されまくっていた状況で勝利を収める事が出来たのはやはり大瀬良を中心とした投手陣の頑張りだったでしょう。
島内颯太郎、栗林良吏は勿論、10回裏の2死満塁のサヨナラのピンチで好救援を見せた森浦大輔や、勝ち越し直後の11回裏を危なげなく抑えたテイラー・ハーンといずれも素晴らしい躍動でした。
どう考えても大瀬良の奮闘虚しく敗れるという半ば決まっていたシナリオを驚異的な堅守で綺麗に塗り替える事が出来たのは驚きです。