9回戦(3勝5敗1分)
勝利投手 大瀬良4勝
敗戦投手 メヒア3勝5敗
セーブ投手 栗林1敗20セーブ
(C)末包6号②
(D)-
打点
(C)末包②矢野①
(D)-
投手
※数字は自責点
(C)大瀬良-島内-栗林
(D)メヒア②-橋本-齋藤-勝野①
先発大瀬良は3塁を踏ませず7回を被安打3無失点の好投。
打線は4回表に末包の2ランで先制も繋がりに欠け3得点。
最終回に失策で失点を喫するも逃げ切り連敗を2で止める。
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交流戦明けの初戦を相変わらずの貧打であっさり落としたカープ。
連敗ストップをノーヒットノーラン達成した試合含めて5試合合計の自責点が僅か1の大瀬良大地に託す事となりましたが、その大瀬良は今日も見事な投球を披露。
初回から安定し続けて最終的には被安打3奪三振5で三塁すら踏ませず7回を無失点で投げ抜き、これで連続イニング無失点は29イニングに伸び継続中で防御率も0.87となりました。
防御率0.87と言いますと長いプロ野球の歴史でもそれより上の記録は沢村栄治など含めて3人しかおらずいずれも用具も粗末だった1リーグ時代の記録となる訳ですからまさに異次元のペースで試合を支配し続けていると言えます。
そんな大瀬良ですが一方でこれだけの投球を見せながら連続無失点を継続している間の勝利はノーヒットノーランを達成したマリーンズ戦での1勝のみと打線の援護の少なさに泣かされている状況です。
それだけに今日の試合の序盤からの展開を見ると「またか…」という感想しかないのですが、結局は最後まで動じる事はありませんでした。
床田寛樹、森下暢仁、九里亜蓮と12球団屈指の3本ならぬ4本の矢と化しつつある先発陣ですが、特にこの大瀬良に関してはその強靭さが維持出来ている間にその援護の少なさを何とかして欲しいものです。
一方、昨日の高橋宏斗と異なりさほど最近の投球が芳しいとは言い難いウンベルト・メヒア相手にも初回の好機を逃すと以降は得点の予感が全くしない拙攻に終始。
4回表に「得点圏で代打を出される程度の打者」に過ぎない末包昇大のまぐれ当たり弾で先制はしたものの以降も大瀬良頼みの無様な打棒に終始しました。
9回表にようやく矢野雅哉の適時打で追加点もその矢野がその裏にエラーで得点を献上と守りの面でも投手陣の足を引っ張りまくっている状況は本当にいい加減にして欲しいです。
何度も言いますがこういう試合運びしか出来ないチームがリーグ上位に食い込む事は絶対にありえません。
もっとも、チーム編成の失敗から他チームと異なりファームにまともな選手がおらず中堅若手の起用をしたところで無意味という八方塞がりの状況である事も何度も書きました。
今日の大瀬良をはじめ投手陣の頑張りは素晴らしいものがありますが、一方でその晩張りが素晴らしければ素晴らしいほど、その投手がどこまで耐えられるかのチキンレースになるという現実を知らしめているようにも思えてきます。