7回戦(5勝2敗)
勝利投手 森下6勝3敗
敗戦投手 高橋2勝4敗
(C)-
(S)-
打点
(C)曾澤②
(S)-
投手
※数字は自責点
(C)森下
(S)高橋-石山-金久保
先発森下は初回から圧倒的な投球で9回を無四球91球で投げ抜く
打線は再三の好機を逃すも6回裏に相手失策で先制。
打っても猛打賞と投打での森下の活躍が光りカード初戦を制する
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交流戦明けの先週末の名古屋では度し難いほどの貧打を見せつけてカード負け越しとなったカープは今日から本拠地に戻っての3連戦。
降りしきる雨の中での先発となった森下暢仁は試合中盤に打ち込まれてノックアウトされたライオンズ戦から中13日の登板でリフレッシュできたのか圧倒的な投球を見せました。
現状、リーグでもっとも勢いのあるであろうスワローズ打線に対して6回表まで2塁すら踏ませず準完全試合の投球を見せると以降も安定して、9回を無四球91球で完封といわゆる「マダックス」を達成。
これは打線のせいで勝っても負けてもとにかく僅差という極度の緊張状態で投げ続けているブルペンを週明けから温存出来たという点でも素晴らしい結果です。
のみならず、打っては今季2度目の猛打賞の活躍を見せているのですから驚倒すべきもの。
森下と言えば、交流戦中に「森下が投げる試合だけ指名打者解除すべき」と思ったものですが…今日に関してはせめて7番に起用された二俣翔一と森下の打順を入れ替えるべきだったと思えたのはこれまた私だけではないでしょう。
その無四球完封に猛打賞と半ば一人で投打の要を担っていたも同然の森下を雨ざらしの中で塁上に3度も取り残すという失態を見せた打線は今日も最悪を尽くしていました。
何とか、6回裏に先制する事が出来ましたが、それは2死1塁2塁から相手遊撃手の長岡秀樹が二俣の放った平凡なフライを落球するというとんでもない失策のおかげに過ぎません。
その証拠に相手投手に与えた自責点は0で更にいえば交流戦明けで相手先発投手に与えた自責点はたったの3。
打線に関して言えば年に1度も巡り合えないようなエラーに恵まれて単純に運が良かっただけという事は言うまでもありません。
とはいえ、攻守であれだけの活躍を見せた森下にとっては形はとにかく報われたのは何より。
次回こそはまともな打線の援護を得て投げたいものです。